ほほぅ?

こんな話を読んだ。

ここ経由ね。

この物語に出て来るブツを2粒ほど利用して堪能してみた所、大筋において本作はエスエフであろーという結論に達した。そして私が本作から感じたのは「やっぱインドはパねぇな」という底知れぬ畏怖である。

カレー。
日本においても国民食としての地位を獲得したインド発の食べ物。日本で割りかし大き目の戦闘組織でも1週間に一度は食されるという恐るべき食。あのメシマズ国家グレートブリテンに於いても「美味いメシを食いたければ中華かカレーか3食アフタヌーンティーにしろ」と言われる。フランス料理、トルコ料理、中華料理は世界三大美食と讃えられているが、カレーは単独一種で三大美食に比肩する恐るべき料理である。

その認識をもって、本作を読んでみよう。第四宇宙と称される世界を行く主人公。すぐに本作が広大な宇宙を股にかけた壮大な物語である事はフェレシアのッグィーでも分かる。

そしてその中に現れるカレー。

カレーだ。同音の異なるエスエフ料理ではなく、筋肉少女帯が歌うカレーだ。しかも半個体という描写から、イギリス経由で日本に広まった我々の良く知るカレーである事はほぼ間違いない。

これがラーメンなり寿司であったなら。或いはブイヤベースやピロシキやバーベキューピットボーイズの挽肉にチーズを加えてベーコンで巻いてステーキで挟む様な料理であれば本作のテイストはかなり異なったものになるだろう。しかしカレー。カレーだ。この我々の生きる世界と隔絶した異世界に突如現れるカレー。突如我々の意識はカレーの持つリアリティによりこの世界とコンタクトする。この世界にもインドの魂は存在するのだ。そしてこの世界のカレーは新たなアレすら受け入れてカレーであり続ける。筆者の脳内には母なるガンジスの夕べのイメージが流れた。

ああ、地球を代表する文化はインドのカレーなのかもしれない。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!