見出し画像

#26 フレイルに悪循環があるの?

こんにちは
tatsuyaです。

 前回は、フレイルが生じる原因と要因について整理しました。

 要支援にならないようにするために、認知症の前段階虚弱を見逃さないようにすることが重要とわかりました。

 本日は、「フレイルの悪循環」についてもうすこし整理していきたいと思います。


1.フレイルが生じる上での悪循環とは


フレイルは身体的・精神的・社会的要素によって生じる、虚弱であります。

そしてそれぞれが相互に関係し合うことがわかってきています。


低栄養になります

(栄養が足りなくなると)

筋肉量が低下します

(筋肉の量が少なくなると)

筋力が低下します

(筋力が低下すると)

歩くスピードが低下します

(歩くのゆっくりになると)

活動量が低下(あまり動きたくない)します

(あまり動かなくなると)

食事量の低下(あまり食べたくない)します

(あまり食べなくなると)

低栄養になります


 そして、このサイクルはどこからでも起こりえるということです。
(今回は低栄養を始めに記載しています)

 サイクルはどこからでも起こり得るということは、アプローチはどこから行っても改善の見込みがあるということにもなるのではないでしょうか。

食事運動活動量いずれかに介入することで悪循環を立つことが可能と考えられています。


 ただし、これらを阻害している要素は一つとは限りません。

例えば、低栄養になった要因を考えてみます。

  • 食事を作るのが面倒である。

  • 料理が苦手。

  • 金銭的に食費を削らなければならない。

  • 栄養の一般的な知識が少ない

  • 好き嫌いに偏りがある。

  • 一人暮らしで食事がつまらない

  • 買い物に行けない

  • 病気になっていっぱい食べられない

  • 不安(悲しいことなど)があって食欲がわかない

など、低栄養だからいっぱいご飯たべましょうねで済む話ではないということですね。

問題を解決するためには、その方の生活背景を見極める必要があるかとはおもいますが、

まずは、様々な要因があることを理解した上で、フレイルの悪循環を断つための要素を簡単に頭に入れておくことが重要があると思います。

2.まとめ

1.フレイルの悪循環は、食事・運動・活動量の低下で起こりえる。
2.悪循環を構成する要素には、さらに人それぞれに要因がある
3.生活背景を見極めて介入する必要がある。

以上です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回は、「フレイルの予防と介入」についてもう少し整理していきたいと思います。

それではまた、次回お会いできれば嬉しいです。

介護報酬を追い風に、一歩ずつゼンシンしていきましょう。

「制度に関して興味がでた」「介護保険をもっと知ってみたい」と思っていただけましたらサポートをして頂けるとありがたいです! 今後も介護報酬の改定を施設にとってプラスになるように継続して行なっていきたいと思いますのでよろしくお願いします!