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ボウリー・ウィークエンダーを覚えているかい?

今からちょうど25年前。

1999年4月23日(金)〜25日(日)にイングランド南東部の避暑地として知られるキャンバー・サンズで開催されたベル&セバスチャン主催のキャンプスタイルのフェス『ボウリー・ウィークエンダー』のことを覚えていますか?

それ以前に知っていますか?、ですね笑。

あのフェスから四半世紀の時が過ぎたなんて信じられない気持ちですし、同時に大分昔の事のようにも思えます。
開催から丸25年ですからね。。

今考えてもあのフェスほど優しくて穏やかで可愛くてシャイでクリーンで、しかも神聖ささえ感じさせてくれるフェスは無かったなと思います。

もちろん昔も今も素晴らしいフェスは沢山あるけど、あれは何かちょっと特別。
だって世界中のインディーポップを愛する人たちが大挙してこの聖地を目指して集っただけあって、もうそこはヘヴンリーな楽園状態だったのです。

そしてそれは主催者であるベル&セバスチャンというバンドの姿勢や嗜好のすべてが投影されたパーフェクトなエデンの園でした。


当時僕は運良くこのフェスに入場する事が出来ました。

と言うのも98年9月にリリースされたベルセバの3rdアルバム『The Boy with the Arab Strap』は本国UKでも世界各国でも好調なセールスを記録し、まだまだミステリアスな存在ではあったものの彼らの人気を不動のものにしました。

特にインディーポップやギターポップ、ネオアコを愛する人たちにとってはカリスマ的な存在となり神格化していました。

なのでこの画期的な企画のチケットは即完売。

そこに神様からの一声が!


フリッパーズ・ギターのオリジナル・メンバーであり音楽ライターでもある井上由紀子さんから

「ROCKIN’ONの取材でボウリーに行くんだけど、1枚チケット取れるかも」と連絡を頂きめでたく行ける事になったのです。
そう、お互いベルセバ好きな話は以前からしていましたしボウリーに行きたい話もしていたのです。

という事で今回はベルセバにとっても音楽シーンにとっても

歴史的で革命的なフェス『the bowlie weekender』の話です。


会場となったキャンバー・サンズの保養施設のすぐ目の前には砂丘と遠浅のビーチが広がっていました。




会場内の宿泊施設には中庭がありフットボールをする人たちも。



最寄のライ駅に到着


僕は4/23にロンドンに到着したので初日には行けませんでしたが、土曜日のお昼頃にキャンバーサンズへ行きまる二日間楽しませて頂きました。


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これまで僕は自分の音楽活動だけでいっぱいいっぱいで、ゆっくり過去のことを振り返る機会がありませんでしたが、こちらでは色々全部話したいと思っています。

とは言え基本的には現在の音楽活動や日々の報告とミックスしていきます!

記事は月に4~5本を予定しています。マガジンでは音声記事も月に何回かやっていきます。
世間話から弾き語りなど、やりながら考えます!
コメント欄も開放しているのでぜひコメントを送って下さいね。

これまでファッション雑誌『オリーブ』などいくつか連載をやってはきましたが、自分流のスタイルでやってきたのでせっかく見て頂いたのにガッカリさせてしまうかもと不安ではあります。

でもやるからにはずっと続けていこうと思いますし、これまで僕がしてこなかったような皆さんと交流の場所に出来ればと思っています。
ご興味ある方はお付き合いいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします!

カジヒデキ

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