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「対立」をきっかけに相手を深く理解し、ともに理想を目指す組織に

ピュア・エッジ「Edge Faci-Leader ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニング」受講生インタビュー。今回は、仕事や仲間への思いが強くて理想が高いゆえに、時折直球過ぎるやり取りで周囲とギクシャクしてしまいがちだった、鈴木徹さんの体験談をご紹介します。

鈴木 徹(すずき とおる)さん
株式会社イシダテクノ ソリューション事業部FA課課長補佐 


自分の幅を拡げたかった

―受講されたきっかけをお聞かせください。

役職的にファシリテーションなどを学ぶ必要性を感じていました。そんなときに、かつての先輩から「勉強になるから」と勧められて。私自身も自分の幅を拡げたかったので、受講を決めました。

「対立を楽しむ」

―講座のなかで最も印象に残ったことは何でしょうか?

「対立を楽しむ」という内容ですね。
それまでは、対立はストレスのもとで、対立が生じると相手をただ嫌だと感じるだけでした。ですので、最初に聴いたときには「楽しむ」ことなんてできるのか、と疑問でした。

実際にそのころ、仕事で対立の真っ只中にいたんです。「なんで俺がこれほど言われなきゃいけないんだ」と感じる場合が多くて、かなりモヤモヤしていました。そんなときに講座のアシスタントの方との1対1のセッションがあって、そこで自分のなかで渦巻いていた気持ちを吐き出したんですね。誰にも話したくないようなことも、すべて。こちらの感情に寄り沿いながら静かに聴いていただいた後に、その方から「これから、どうなりたいの?」と問い掛けられて、ハッとしました。自分のなかに、その相手と「こんな関係性になりたい」という理想があることに気づいたんです。

対立しているときにストレスを感じるのは、相手との理想の関係性と、現状との間にギャップがあるからなんですね。それが分かってからは、対立そのものの捉え方が大きく変わりました。

良好な関係が構築できるように

―そうした気づきは、職場においてどのような変化を生んでいますか?

感情反応するのではなく、理想像に向けて、ギャップをどのように埋めていけばよいか考えるようになりました。相手の立場やそれまでの経験など、バックボーンを意識しながら、その人の奥底にある想いを理解してみようと。そうすると、少しずつですが良好な関係が構築できるようになっていきました。

部下との関係にも変化が生じています。以前はギクシャクしたこともある部下の一人が、最近こまめに相談をしてくれるようになりました。相手の想いに寄り沿いながら傾聴することで、会話の質が上がった気がしています。

プロジェクトを担う中堅社員に勧めたい

―この講座を、鈴木さんはどのような方に勧めたいと思われますか?

30歳前後の中堅社員です。入社して5年から10年経ち、プロジェクトなどを担える立場になりつつある彼らにとって、話の進め方や関係性の作り方などはとても深い学びになるはずですから。対立を怖がらずに意見を出し合い、互いに理解を深めながら理想を目指す社員が増えるなら、会社組織そのものが必ず良い方向に向かっていくはず。私はそう感じています。


鈴木さんご自身のハッとした深い気づき、そしてそこから生まれた日々の言動の変化が着実に周囲の人々との関係性を変えていっている様子が、とてもよく伝わってきました。(木村すみこ)

Edge Faci-Leader ファシリテーション型リーダーシップ開発トレーニングの詳細についてはHPをご覧ください。

インタビュー/執筆:大村 隆

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