簿記の自学(21)決算③現金過不足の処理

 帳簿上の現金残高と実際の現金有高が一致せずに現金の過不足が生じた場合には、期中はとりあえず現金過不足という勘定科目を使って一旦仕訳しました。その後不一致の原因が判明すればそのとおりに仕訳をします。もしも期末まで原因がわからなかったら雑収入または雑損失にしてしまいます。決算になっても過不足の原因がわからない差額は当期で終わりにします。

 例.帳簿上での現金は10,500だったが実際にある現金は10,000だった場合
(借方)現金過不足500(貸方)現金500
①期末までにわかったとき
 商品を仕入れたときに1つ追加していたことを忘れていた
(借方)仕入500(貸方)現金過不足500
②期末までわからなかった場合
(借方)雑損500(貸方)現金過不足500


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