「エミリーへのバラ」(フォークナー)
一度読んだときはエミリー・グリアソンという女性が父親の死体と何十年もの間同居していたという恐ろしい話で、それ以外の内容が吹っ飛んでしまいました。
物語の途中、すでになにか様子がおかしくなっているエミリーの描写があります。税金問題や悪臭によるいさかいがあり、薬局でヒ素を買うこともありました。恋人が去っていったのも父親の死体を見て恐ろしくなったのでしょう。終始エミリーの心理が理解できない話で、周囲の人々の心理になってしまいました。
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