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「みずうみ」(シュトルム)

あらすじ

 ある晩秋の午後、身なりの良い老人がある家で立ち止まりました。家に入った老人はある絵を見ると回想し始めました。

 ラインハルトはエリーザベトと恋仲でしたが、大学生になって離れ離れになってしまいます。イースターで帰省した時にエリーザベトと再会しますが2人の間には見知らぬものがあるように感じます。

 2年後、学業にいそしむラインハルトのもとに母からエリーザベトがえーりひと結婚するという知らせが届きました。

 数年後、ラインハルトはエーリヒに招かれて屋敷を訪れます。エーリヒと結婚したエリーザベトとも再開しました。数日間過ごした後、ラインハルトはエーリヒ夫妻に伝えずに屋敷を出ていこうとします。出ていこうとしていたラインハルトの前にエリーザベトが現れましたが、もう二度と会うことはないだろうと告げました。

感想

 19世紀のドイツを舞台にした小説ですが、翻訳版は古い表現がされていなくて読みやすい作品です。ドイツ語ができたら原文で読んでみたくなります。
 ラインハルトがエリーザベトとの接し方に困ったりしているところが感じられてリアルです。長い時間が経ち、再び訪れることになったのはなにか理由がありそうです。

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