凍える北の大地で南国沖縄の郷土料理「中身汁」を作って食べた。【レシピ】
ぷらすです。
先日、スーパーでボイルの豚モツが安売りしていたのですぐさま購入。
前から気になっていた沖縄料理「中身汁」を作ってみました!
中身汁の“中身”とは豚の中身=モツのことで、ざっくり言えば豚モツのお吸い物という事になるんですが、モツの下茹でと洗いを徹底的に繰り返すことで、臭みがなくて透き通った味の澄まし汁になるんですねー。
中身汁(4人前)
材料:
豚モツ(ボイル) 300~400g
揚げかまぼこ 2~4枚程度
コンニャク(300g) 1枚
干し椎茸 3~4個分
長ネギ(青いところ) 1本分
ほんだし 大さじ1.5
塩 小さじ1
醤油 大さじ1
薄力粉 適量
水 1500㏄
作り方
下ごしらえ
・揚げかまぼこ・コンニャクは適当な大きさの短冊切りにして、沸騰したお湯で1分ほど茹でこぼしてザルにあけておく。
・干し椎茸は300㏄の水で戻しておく。
・長ネギは小口切りに。
・豚モツは沸騰したお湯(中弱火)で10分煮て、薄力粉を塗してよく揉んでから流水でしっかり洗い流し、再び中弱火で10分煮て――を3回ほど繰り返す。
1・水1200㏄を沸騰させたら、干し椎茸は戻した水ごと、下処理した豚モツ、揚げかまぼことコンニャクを入れてひと煮たちさせ、ほんだし・調味料で味付けをして、中弱火でたまにアクをとりながら30分ほど煮込む。
2・味を見て物足りない様なら塩を加えて味を調整し、ネギを加えてひと煮たちさせたら出来上がり。おろしショウガとお椀に盛り付けます。
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写真を見て貰えば分かると思いますが、豚モツを煮込んでいるにも関わらず、ビックリするくらい澄んだスープになっているのは、豚モツを煮ては洗ってを何度も繰り返したことでモツの臭みや油を落としたからです。
下茹で→小麦粉を塗して揉み洗い→流水で洗い流す。を繰り返すのは手間ですが、これだけシンプルなあっさり味のスープでも豚モツの臭みやクセを一切感じずに、柔らかな食感と噛み締めた時に広がるモツの旨味にはちょっと驚くと思いますよ。
本来、中身汁は沖縄のお正月に食べるお雑煮のような汁物らしく、沖縄で売っている黄色いかまぼこを使うのが本式らしいんですが、さすがに北海道には売ってなかったので今回は薄めの揚げかまぼこ(さつま揚げ的なアレ)で代用しました。
ほんだし・塩・醤油だけの味付けでは流石に物足りないのでは!? と、作りながら心配しましたが、食べてみるとそんな事は全然なくて、むしろこれ以上の味付けは邪魔になるとさえ思いましたねー。
で、沖縄ではこの中身汁に沖縄そばを入れて「中身そば」にして食べたりもするとネットに書いてあったので、沖縄そばの麺の替わりに先日購入した温麺を入れて、今朝、食べてみましたよ。
超美味い。
いや、もちろん麺がなくても美味しかったけど、麺が入ってる方が圧倒的に食べやすいと感じてしまうのは日本人の性なんですかねw
この「中身汁」って特別な材料はなにも使ってないけど、安い材料でも丁寧に手間をかければこんなに美味しくなりますよっていうお手本みたいな料理だと思いました。
興味がある人は是非一度お試し下さい!
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