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AI寿司小説「逆に握らせていただきやす」を振り返ってみる②

前回はAI寿司小説を書いたきっかけについてご説明していましたが、今回はそもそもなんで寿司なのかとか、ルール制定についてとか、書いて良かったこと、悪かったこととかについて振り返ろうと思います。

【振り返り①】


なんで寿司なのか

まず、私が寿司ラヴァーだからです。あんなに美味いものはなかなか無いですよね。ネタとシャリの融合がもたらす極上のハーモニー。職人による手際良く美しい握りのテクニーク。ポータブルな形状も実にチャーミングです(実際にあちこち持ち運んだら絶対ヤバい)。寿司には私のロヴェ(LOVE)がたくさん盛り込まれているのです。

そしてワールドワイド級に物凄くポピュラーなものなので、誰もがイメージしやすいのではないかという狙いもありました。寿司をテーマにした漫画とかたくさんありますし。
海外の方も皆さん口を揃えて言います。

「スゥーシィ、テンプーラァ(ンを小さく言うのがネイティヴぽくてかっこよい)、ゲイーシャ、フジヤーマ、ナッオーミィ。ナッオーミィ、キャンベル。」

とにかくそういうわけで、寿司が好きですし、寿司が好きな人が多いから寿司なのでした。

「逆に握らせていただきやす」とは

学生時代、まあ20年ぐらい前になりますが友人と飲ミニケーションをはかっていた時に握った寿司をクルリと180°回転(逆寿司)させて差し出しながら「逆に…握らせていただきやす。」てめちゃめちゃかっこよく言うのをやってたんですが今思い出してみても全然意味が分からなく、私自身困惑しております。

とにかく、フレーズと逆寿司提供ムーヴが気に入っていてずっと頭の片隅に残っていたものですから、せっかくなのでこれをタイトルにして、登場人物が困難に立ち向かいながらも紆余曲折を経て逆寿司に辿り着くストーリー展開にしようと思い立ちました。

書くにあたってのルール制定

  1. 毎日更新する

  2. 100話完結

  3. 仕事帰りに書く

  4. ストーリーは書く時に考える

この4つのルールを聖帝サウザーもとい制定して書くことにしました。

このルールはそれぞれ毎日更新することによって習慣化させてスラスラ文章を書けるようになること、100話連載で忍耐力強化、寝られなくならないようになるべく短い時間で書き切る、書く時に考えることでアィディーア(ネイティヴスピーキング)醸成の訓練と予想外のストーリー展開発生などが目的でした。

が、実際はなかなかうまくいきませんでした。だっふんだ。

書いてみて良かったこと

達成感と、良し悪しは別として書き切れたこと、時々ChatGPTが大暴れして話をめちゃくちゃ面白くしてくれたことぐらいです。

書いてみての反省

即座にやってきたアィディーアの枯渇

序盤、なかなか調子が良くてスラスラと書けていたのが3日めぐらいには既に何を書いていいものやらさっぱり思いつかなくなり、言葉遊びや妄想展開で現実逃避するなどしてお茶を濁すので精一杯になってしまいました。
それでもなんとかひねり出そうと頑張るので結果、寝るのが遅くなってしまう日もしばしばありました。

ストーリー展開を振り返るのがめんどくさすぎる

100話にもなると、だんだんあらすじがわからなくなってきます。一応めちゃくちゃな話ではありますが辻褄が合わなくならないようには気にしていてこれまでのストーリーを振り返るのですが時間の制限もあり、途轍もなくめんどくさく感じました。

その場その場で思いついたことを書いていくほうが絶対面白いと思ってましたが上述のとおりそもそも思いつかなくなるし色々大変になってくるので、最初にストーリー構成をしっかり考えておくことの大切さを痛感しました。

ChatGPTが全然言うことをきかない

これが全くの想定外でして、ですます調で書いてないのに急にそうなったり、いやいやですます調使わないでくださいって再度教えて「申し訳ございませんでした。ですます調を使わず、書き直します。」言うた矢先にまたですます調の文章をクリエイトしたり、私の文章をそのままコピペしたような内容になってたり、私の文章を批評したり、まともに書いてきても単純に面白くなかったりで何回もやり直させたり喧嘩になったり、また何回もやり直させてるうちに限界がきて寝落ちしてしまったりと、なかなかストレスの溜まる作業で、精神衛生上たいへん良くない感じでありました。

喧嘩の一例。舐めてんの俺を?

総括

色々と反省点だらけではありましたが、とにかくアイディーアは良かったと思うし、内容はさておきやり切ったことだけは財産です。
でもさすがに100話は長すぎて私以外のほぼ100パーセンツ近くの方がストーリーを追えなかったかと思いますので、今後は1話完結みたいな形で作文の練習を続けていけたら、そしてゆくゆくはChatGPT選手に頼らず書けるヒューマンになれたらなぁ~。と思っております。

最後に重ね重ねミルフィーユを彷彿させる幾重にも折り重なった感じにはなりますが、心より御礼申し上げます。

あ、ありありありありありありありありありありありありありありあありがとうござごさいましましましましましましましたアァァーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

お、おわり







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