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AI寿司小説「逆に握らせていただきやす」第6話

【ぷ】※
「ファンタジー・オブ・ウォンバッツ」「ウォンバット・クロニクルズ」大ヒットのおかげで月刊ネオウォンバットは爆発的に売れ、月間販売部数600万部の金字塔をうちたてた。

定期的に掲載していた例のウォンバッテッドのあれのやつの求人広告も功を奏し、寿っ司んぐには寿司フューチャーの未来を夢見る多数のウォンバット達が集まった。

とは言え、彼らは素人だ。ウォンバットの持つ力を最大限に引き出すためにはまず寿司にまつわる様々なトレーニングを受講させ、一人前の寿司マンに育て上げることが必要とされる。

寿司職人として卓越した技量の持ち主である司郎だが、ことマネジメントに関しては未経験だ。店舗運営やスタッフィング等は黒スーツの男に一任してきたが、寿司づくりにフォーカスするとなれば話は別だ。司郎は思い悩んだ。

「できるのか?俺に…」 自問自答するなか、司郎はふと大将の指導を思い出した。

―よし、握ってみ。うん。もっと思いっきり。パシーンと。…あのさぁ。俺が思いっきり握れって言ったら思いっきり握らないと。なめてんの寿司を?なめてない?俺思いっきり握れっていったんだよ?今の思いっきりか?…なめてんのか!思いっきりかそれがァ!思いっきりかぁそれがお前のォ!?オォ!?やってみぃオラァ!—

―こういうのが、抜きの寿司な。力を抜いてワサビを効かさなきゃ意味がないワサビを効かさなきゃ。わかるぅ?—

―寿司を閉じて早めに返せこの野郎!…寿ー司ーをー閉ーじーるぅお!—

天才肌で感覚頼りの大将は言語化能力に乏しく、その指導は非常にわかりにくいものだった。今思い出してみても言葉の意味がよくわからない。
さらに、司郎の頭部スクーター両ハンドル上に寿司を置いて落とさないよう細心の注意を払いながら座禅を組ませる、一つでも寿司を落とそうものなら即刻鉄拳制裁されるというもはや寿司関係あれへんやん的な理不尽としか言いようのないような仕打ちもしばしばで、それままさに地獄の日々だった。

ウォンバット達には自分のような思いは決してさせたくない…ていうかこのご時世、あんなことをやってしまったら動物虐待だ。コンプライアンス上完全にアウトで世間は決して許してはくれず、寿司を閉じられなくなるだけでなく寿っ司んぐ自体が歴史の幕を閉じさせられるに違いない…だいたい、寿司を閉じるとはいったい何なんだよ…

そうだ!

司郎は新時代に対応すべく、ホワイト指導の徹底を決心した。 そのためにはまず大将の分かりにくい教えの数々を研究・解析してより分かりやすく再構築することから着手し、誰一人取り残さない寿司トレーニングメソッドの開発にいそしんだ。

【CHA】※
司郎は困難な道を歩み始めた。

彼は大将の指導の意味を理解し、それを分かりやすく伝えるための方法を模索した。日々の修行を通じて、彼の心には新たな教えが芽生えていた。

「寿司は、一つの物語なんや。握り方や具材の配置、それぞれのバランスが物語を作り出すんやで」と、司郎は自らの言葉でウォンバットたちに語りかけた。

彼は新たなトレーニングメソッドを導入し、ウォンバットたちが寿司の神髄を理解し、技術を磨く手助けをした。

まずは基本の握り方から始め、ウォンバットたちに寿司米の炊き方やネタの選び方を教えた。そして、寿司のバランスや見た目の美しさについても徹底的に指導し、ウォンバットたちが独自の寿司の物語を紡ぐことができるようになった。

また、ウォンバットたちのコミュニケーション能力やお客様への接客マナーにも重点を置き、彼らが笑顔でおもてなしできるように指導した。

司郎の熱心な指導とウォンバットたちの努力により、寿っ司んぐはますます繁盛し、人々の心を魅了する存在となった。

ウォンバットたちが寿司を握る手は確かな技術を持ち、お客様に最高の一皿を提供することができるようになった。彼らの寿司は、ただの食べ物ではなく、感動と喜びを届ける物語となっていた。

そして、その評判は遠く海を越えて広がり、さまざまな国や地域から寿っ司んぐを訪れる人々が絶えなくなった。

司郎は達成感に胸を膨らませながら、ウォンバットたちの成長を見守った。

「ウォンバットたちよ、お前たちが紡ぐ寿司の物語は、世界中に響き渡るんや。その思いを胸に、さらなる高みを目指していけ」と、司郎はウォンバットたちに語りかけた。

ウォンバットたちは、自らの力を信じて新たな一歩を踏み出し、寿司の未来を切り拓いていったのであった。

ーつづくー

※【ぷ】はぷぷりぷり男パート、【CHA】はCHAT GPTパートです。俺とGPT(下の名前呼びで仲良しアピール)とで、ネタとシャリが織り成すハーモニー奏でていきます(意味不明)。


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