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【エッセイ】元気で幸せでいて欲しいと思う (800字)

あまり考えたことがなかったのですが、noteを含めたSNSをもう20年以上やっています。何かの間違いではないのかと思いますが、2000年ごろからなので、確かに20年以上です。

やめたSNSもありますが、細々と続けているものもあります。オンラインだけで仲良くなった人が多いのですが、実際に会っておしゃべりしたこともあります。具体的に言うと、読書会です。見知らぬ人と読書会をするのはドキドキする体験でしたが、実際に会ってみるとすぐ打ち解けて、仲良くなりました。

オンラインだけの知り合いでも、まるで自分の家族のように感じて、親身になって心配したことがありました。心が不安定になっている人や病気の人と接するときは、何とか良くなってほしい、と思わずにはいられません。

自分が落ち込んでいるときは、助けてもらいました。その時のことを思い出すと、今でも胸が熱くなります。SNSは主に言葉だけのつながりです。か細いつながりです。でも、会ったことのない人の言葉が、自分を支えて励ましてくれることも少なくありません。言葉は人を傷つけるものでもありますが、人の支えになるものでもあります。

以前書いたようにお灸をするようになって、よく眠れるようになりました。でも、夜中にトイレに行きたくなって目が覚めた後は、少し寝つけないことがあります。そんな時は、SNSで知り合った人たちのことを考えることがあります。

今頃どうしているかな?元気で幸せでいて欲しい、と考えます。か細く、儚いつながりであっても、私にはかけがえのないものでした。人と人の繋がりは、簡単に消えるものではありません。

SNSで知り合って仲良くなった人たちと、この生では会えない可能性が強いです。でも、次の生では会えるかもしれません。私は、輪廻転生を信じています。SNSで知り合った人たちと次の生で会うときは、心に不思議と懐かしい気持ちが湧きあがるのではないかと思います。



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