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ブルーハーツ・BUMP OF CHICKEN  そして星野源から学んだ         「人は結局ひとり」

ものすごく冷たく感じるかもしれません。


「人はひとりぼっちじゃないよ」
そうよくききます。
でも、
「ひとりぼっち」
を感じて孤独をになる時もあるし、
誰もが結局は
「ひとり」
であると思う。


「一人」と「独り」の違い

「一人」は単純に数をあらわす「1」。
1・2・3・と数える1人。
これに対し、

「独り」は文字から感じるとおりの孤独の「独」
周りに誰もいない状態。

調べてみると、邦楽で「ひとり」の題名がつくのは
「ひとり」か「一人」がほとんどでした。
「独り」はあまりみられませんでした。


英語でみてみると
(組み合わせにもよってかわってくるので難しいところですが)


「alone」と「lonely」の違い

「alone」
は日本語でいう一人的な状態のこと。

「lonely」
は寂しいというような感情も含まれます。


洋楽の中で「ひとり」の曲になると、
詳しくないのですみません🙇‍♀️
どなたかもしよければ教えてください🙇‍♀️


私が最初に一番影響を受けたのは


「THE BLUE HEARTS」


ヒロトさんの言葉の数々で私は思春期を乗り越えられました。
私の中で神様のような存在です。
そして今もなお、私の心を救ってくれています。


そんな彼らから学んだ
「ひとり」
はこちらの歌です。


「月の爆撃機」

ここから一歩も通さない
理屈も法律も通さない
誰の声も届かない
友達も恋人も入れない

手掛かりになるのは薄い月明かり

自分の心の中には、
こんなにも何も入ることができないのです。
「通さない」
に強い意志を感じます。
自分で意識しなくても、
自分の心の中には
「通していない」
のかもしれないと解釈しています。

いつでもまっすぐ歩けるか
湖にドボンかもしれないぜ
だれかに相談してみても
ぼくらのいく道はかわらない

このフレーズは、今の世の中になった時に何度も浮かびました。
人生は、思うままには生きられない。
いつどこで挫折するかもわからない。
完ぺきな人生計画をたてていても、
それがそのまま完ぺきに計画どおりとはいかない。
湖にドボンかもしれないのです。

そして結局自分の人生は自分にしか決められない
そう教えてもらいました。


どん底に落ちた時に聴きまくっていたのは


BUMP OF CHICKEN


どの曲も名曲だらけですが、
「ひとり」
を感じさせてくれたのは


「真っ赤な空を見ただろうか」


溜め息の訳をきいてみても 自分のじゃないから解らない
だからせめて知りたがる 解らないくせに聞きたがる

あいつの痛みはあいつのもの 分けて貰う手段が解らない
だけど 力になりたがるこいつの痛みもこいつのもの

「誰も私の気持ちなんてわかってくれない」
辛い時に何度も思いました。
でも、当たり前です。

この
「真っ赤な空を見ただろうか」
のフレーズは、逆に
「わかってあげたいけど、どうしてもわかってあげられない」
という気持ちをそのまま教えてくれたことで、
自分にストンと入ってきた歌です。

あいつの痛みもこいつの痛みもそいつのもの
わかってあげたい!
だけどすべてをわかってあげることはできない。
そのもどかしさがわかります。


そして、この方の登場です。


星野源

本当にこの方は、
ある意味私の価値観をガラッと変えてくれました。
根底の根底にあるもの。
それは
ひとりだということ



「くせのうた」

知りたいと思うには
全部違うと知ることだ

ハッとさせられました。
私は二つの意味でとらえました。

「あなたのことが知りたい。
それを知ると、自分とあなたは全部違うとわかること」

「人はみんな全部違う。
それをわかっていなければ知る権利はない」

すごく微妙なちがいで、
何ともうまく言いあらわせられません。
だれか、討論しませんか?


さらにこちら

「ばらばら」

世界はひとつじゃない
ああ もとよりばらばらのまま
ぼくらは ひとつになれない
そのまま どこかにいこう

私の思っていたことを、代弁してくれています🙇‍♀️
ぜひお読みください🙇‍♀️


きわめつけがこちら

「うちで踊ろう」


社会現象にもなったこちら。
この歌の意味は、星野源さんが強調する

「家」じゃなく「うち」

あくまで「家の中で踊る」ステイホームのための歌ではなく、
「外にいてもどこにいても自分の心のうちで踊ろう」
というもの。

そして、紅白でついに言ってくれました。

僕らずっと独りだと 諦め進もう

もう
「独り」
です。

「人との接触を避ける」
そんな世の中で、
孤独を感じた人は多かったのではないでしょうか。
その中で、
「みんな」
という言葉が刃に聞こえることもあるのじゃないかと。
そんな時に星野源さんは言ってくれました

「人は独りだと諦めよう」と。
「そっか、自分だけじゃない」
一人でいる人も、誰かと一緒だとしても
「独り」だと。

これはネガティブな意味ではないと思っています。
「みんなひとり」
これを受け入れると
自分がすごく楽になります。

そして源さんは
それをふまえたうえで
「人はひとりだけれど、一人一人がよりそうことはできる」
という意味の歌をうたってくれます。
源さん・・・😭


もちろん、
「私たちがついてるよ」
「人はひとりじゃないよ」
という歌に救われる場合もあります。

でも、私が本当に辛い時に救ってくれたのは
「人は結局はひとり」
自分でどうにかするしかないのだとわかった時です。


みなさんの「ひとり」ソングは何ですか?

記事を読んでいただいて本当にありがとうございました。 めちゃめちゃうれしいです! もしちょっとでもいいな、と思っていただきましたらサポートぜひぜひお願いします🙏