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そば粉のさくさくクッキー(グルテンフリー・乳小麦不使用)

今回は軽い食感のそば粉のクッキーをご紹介します。小麦粉、牛乳、バターは不使用です。
前回のそば粉のクッキーはカリカリな堅焼きの仕上がりだったので、お蕎麦好きの90歳を超える祖父でも食べられるようにサクサク食感のそば粉のクッキーを目指して改良を重ねてきました。

↓前回ご紹介したそば粉のクッキー(堅焼き)

材料5つ(そば粉120g、自然塩、黒糖、油、卵)で作るシンプルなこちらのレシピを土台として、
重曹とクエン酸、アーモンド粉を加えることで食感に軽さを出し、粉類の分量を変えたり厚みを変えたりと改良を重ねてきました。

そば粉を多めに減らしてアーモンド粉を多めに増やせば食感はそれなりに軽くなりますが、そば粉の風味が減ってしまいそばクッキー感がなくなります。さらに、アーモンド粉をより多く増やしたところで納得のいく食感の軽さまでいきませんでした。
蕎麦の風味を保つように極力そば粉の分量を減らさないようにしつつ、他の部分でサクサク感の調整を心がけました。
そこで、油を圧搾米油からココナッツオイル(無臭)に変えてみたところ納得のいくサクサク感に仕上がりました。
他の油でもそれなりに軽くなりますが、サクサク感を求める方はぜひココナッツオイルを使ってみてください。

そば粉のさくさくクッキーの作り方

材料

そば粉 115g
アーモンド粉 20g〜
黒糖 25〜30g
自然塩 少々(1gほど)
重曹 1g
クエン酸 0.5〜1g
ココナッツオイル(無臭) 15g〜
卵 1個

作り方

①粉類(そば粉、アーモンド粉、黒糖、自然塩、重曹、クエン酸)を袋に入れてしゃかしゃか振って均一にする。
②袋にココナッツオイルを加えて粉類になじませ、卵も加えてよく混ぜひとまとめにする。
③綿棒で薄く伸ばし、冷蔵庫で30分休ませる。(時間がない時は冷凍庫でも)
④好きな形にカットし、180℃のオーブンで19〜25分焼いて出来上がり。

できあがり!

細かい手順の説明やコツなどは
前回の記事に詳しく書いてあるのでそちらを参考にしてくださればと思います。
②のまとめる段階で生地がポロポロしてまとまらない場合はオイルをほんの少し足してください。逆に柔らかすぎる場合は、そば粉やアーモンド粉を少し足してください。
③の工程で伸ばした生地の厚みは4mm程にしました。焼き上がりは少し膨れるのでもう少しだけ厚みがでます。

材料の補足
・重曹は天然重曹を使っています。
・クエン酸はさつまいも原料のものを使っています。
・1g単位の計りため、重曹とクエン酸の細かい数値までは測れませんでしたが、重曹よりクエン酸は気持ち少なめで大丈夫です。
・重曹とクエン酸の代わりにベーキングパウダー(アルミフリー)でも大丈夫ですが、分量を試していないのでご自身で調整してください。おそらく2〜3g程になるかと思います。
・自然塩はクリスタルソルト(岩塩)を使っていますが、他のおいしいお塩でも大丈夫です。神宝塩もよく合います。
・卵は平飼いや抗生物質不使用の元気な卵を選ぶとよりおいしく、体にもやさしいです。

ココナッツオイルについて

ココナッツオイルはココウェルさんの有機ココナッツオイルを使っています。

こちらは無臭なので、料理に使ってもお菓子に使っても味の邪魔にはなりません。
冬場は固まるため容器ごと湯煎して溶かす必要があり手間がかかりますが、暖かくなってきた春〜秋頃まではオイルも柔らかく液体になるので扱いやすくなります。

私はあまり詳しくないのですが、ココナッツオイルには脂肪が付きにくく短時間でエネルギーになる中鎖脂肪酸も豊富に含まれています。
ココナッツオイルは酸化し難い≒炎症し難いオイルとも言われているので、体質的に合う方は料理の油をココナッツオイル(無臭)に切り替えてみるのも良いかと思います。


サクサク食感のそば粉のクッキー、ぜひ作ってみてください♪
最後までお読みくださりありがとうございます!