日記5

自分の頭の中のモヤモヤした考えや感情を言葉にするのは難しい。ここ数日はそれが続いて日記すら書けなかった。悲しい感情に対して、頭の中では何故悲しいのか何故苦しいのか理由がわかっている。しかし、言葉にできないのだ。それ故に他人に伝わらない。

まるで言葉を覚え始めた子供。今の私はそれに等しい。この感情に対して言葉にする事も、どうすべきかも分からずただただ呆然とするだけ。なんの解決にも至らない。
頭の中で考えているから起きている間はそれに全てを支配される。なんとゆう無駄な時間の使い方なんだろう。

子供であれば泣いたり怒ったり感情を出せば親や周囲の大人、友達などが何かしらの対応をしてくれる。しかし私は大人である。突然泣いたり突然怒ったりしたところで、少し変な人として見られてしまうかもしれない。いや実際のところ、少し変な人として見られている。
過去に、突然泣いたことがある。伝えたいことが言葉で出てこなくて、気付いたら泣いていた。相手はとても面倒くさそうな顔をしていた。その時気付いたのだ。ありのままの感情でぶつけても相手は引くだけだと。言葉で伝えなければ誰も相手にしてくれないと。

悲しい上にとても寂しい。誰かに辛かったねと一言言って欲しかっただけなのに。大丈夫だよと微笑みかけて欲しかっただけなのに。
実に情けない。今後の人生、私はこうして私に振り回される。さて、どうして生きていこうか。
この頭の中のモヤモヤと別れられるのはいつになるのだろうか。

人生で一度でいいから、何も考えず眠り、笑える日が来ることを願う。

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