器用だけど、不器用な君へ

器用だけど、不器用な君へ

いつも器用に　いろんなことをこなす君
料理に裁縫　掃除に洗濯
どれもキレイに　速く完璧と言えるほど
サッサッと　やってのける君

でもね
人に伝えるのも　助けを求めるのも
ちょっと、いや少し、いやだいぶ
下手くそな君は
たまって　たまって　爆発するよね

それは　大きな爆発ではなく
小さな　小さな　小言が
たっくさん

それでも　おさまらない君は
からだをこわす
それでも　あふれだす

それは　１人の負担がみんなにじゃなく
みんなの負担が１人にのしかかっているから

みんなの楽が　１人の苦労になっているから

甘えてごめんね

口では　小言ばかりだけど
甘えさせてくれる君

もっと　もっと　上手にみんなを使ってね
もっと　もっと　甘えてね
って、一番　楽して　甘えているぼくが言って
ごめんね

今日は気持ちがいいからかもだけど
言わせてね

ぼくにも　ちょっと　手伝わせて
ぼくにも　ちょっと　甘えてよ

器用だけど、不器用な君へ
不器用だけど、甘え上手なぼくより