【1日1文献】バスケットボール競技における1-2次予防の取り組みから考察する0次予防#バスケットボール#予防#スポーツ外傷

参考文献:バスケットボール競技における1-2次予防の取り組みから考察する0次予防
筆者:菊元 孝則高林 知也久保 雅義
発行日:2023年
掲載元:第10回 日本予防理学療法学会学術大会
検索方法:Google Scholar

【はじめに】
足関節捻挫は発生頻度の高いスポーツ外傷であり,特に跳躍動作を繰り返すバスケットボールで多く発生する.79%の選手が足関節捻挫を経験していると言われ,その中の55%の選手は,受傷後に医療機関を受診していないとの報告もある.足関節捻挫を繰り返すことで,慢性的な足関節不安定感を呈する慢性足関節不安定症 (CAI)を発症する可能性もあり,受傷実態が把握できていないことが問題視されている.スポーツ外傷予防に対する考え方として,van Mechelenが提唱した4段階モデルが用いられているが,足関節捻挫に関しては,第1段階である発生率や重症度の把握すら不十分な現状である.そこで本研究は,独自に企画開発した携帯電話用のアプリ「バスケ手帳」による通知機能を用い,新潟県バスケットボール協会に所属する選手を対象に足関節捻挫の発生率と重症度を把握することを目的とし,その結果から0次予防へ繋げる一助とした.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsptpsuppl/2.Suppl.No.1/0/2.Suppl.No.1_7/_pdf/-char/ja

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