【1日1文献】終末期がん患者に対して人生を振り返り 余暇活動を用いることで活動性が向上した一例#生きがい#意味のある作業#末期がん

参考文献:終末期がん患者に対して人生を振り返り 余暇活動を用いることで活動性が向上した一例
筆者:馬杉 歩美(OT),北田 穂並(OT),池田 勝彦(OT)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:生きがい,意味のある作業,末期がん

【はじめに】
・今回,S 状結腸癌に対し BSC の方針とな り,周りに迷惑を掛けることへの苦痛や,自律の喪失 を感じていたために活動性が低下していた症例を担当 した.
・写真を用いてこれまでの人生を肯定的に振返る ことと物作りに焦点を当て介入を行ったことで活動性 の向上を認めたため報告する.

メモ
・写真は過去を 視覚的に捉えることができ想起しやすいため,これま での人生を肯定するための手段として有効であったと 考える.
・さらに自己効力感を引き出すために過去経験 した余暇活動に類似したやや複雑で創作的な物作りを 行ったことで自信を得ることに繋がった.
・この介入を 通して,終末期のがん患者に対して「自己の在り方」 を取り戻していく手段に余暇的な作業活動を提供する 事が重要であると考えられる

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/4-07.pdf 

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