【1日1文献】その人らしさを重視した作業療法の実践 ~症状緩和・QOL の向上がみられた症例について~#いきがい#役割#QOL

参考文献:その人らしさを重視した作業療法の実践 ~症状緩和・QOL の向上がみられた症例について~
筆者:苅部 直寿(OT)1)3),佐平 安紀子(OT)2),田浦 康代(OT)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:生きがい,役割,QOL

メモ
・症例は施設入所後,意欲低下・生活リズムの 乱れ・夜間せん妄等,精神状態不良となっていた.
・症例は気質的に趣味や友人関係,他者貢献に強い価値を抱き,生きがいとしていた事が伺えた.
・営んできた生 が多く,リロケーションダメージ から,生活意欲の低下,生活リズムの乱れ,BPSD 増悪に繋がっていると考えた
・以上を踏まえ趣味活動の機会を増やす,その中で他者貢献に繋がるような役割付与の方面から作業療法アプローチを開始した.
・結果, 意欲・生活リズム改善,BPSD 改善,QOL 向上等, 良好な結果が得られた.
・竹田徳則(2016)は,「認知症の人にとって意味のある作業であることが,その人 らしさの発揮とBPSD 改善につながる」と述べている.
・気質や趣味を生かし,生きがいのある生活に近づ けた事が,上記の結果に繋がったと考える.

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/4-05.pdf 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?