【1日1文献】課題先進県の地域支援事業における作業療法士の役割#地域ケア会議#地域リハビリテーション活動支援事業#総合事業

参考文献:課題先進県の地域支援事業における作業療法士の役割
筆者:有光 一樹
発行日:2021年
掲載元:高知県作業療法 Vol.1 2021
検索方法:インターネット
キーワード::(地域ケア会議),(総合事業),(C 型サービス),(地域リハビリテーション活動支援事業)

【要旨】
・高知県は高齢化率が全国水準を大きく上回り,全国予測から考えると 20 年先を歩んでいる高 齢化先進県である.
・その高知県は,中心市街地となる高知市に人口が集中するなど市町村によって高齢 化率は大きく異なる.
・高齢化率が高い市町村は,労働人口の減少に伴い,介護職なども減少するため高 齢者が住み慣れた地域で生活していくためには余儀なく自立支援という考え方が必要となる.
・その自立 支援を促す方法として地域ケア会議やC型サービス,一般介護予防事業などの地域支援事業が存在する.
・ 今回,高知県の各市町村における地域支援事業において,地域住民や地域包括支援センター,行政職な どと関わっていく中で感じる作業療法士の役割について,私的な意見であるが紹介させていただきたい.

メモ
・地域リハビリテーション事業とは,一般介護 予防に含まれ,地域における介護予防強化のため通所や 訪問,地域ケア会議,住民通いの場などにリハビリ テーション専門職の関与を促進することである 8).筆者 は,地域の通いの場で生活に関する講和活動や給付 サービスにおける手すり設置の検討などで市町村に活用 していただいている.
・高知県の多くの地域は,作業療法士が何の専門職 か周知されていないために活用されていない現状にある. その現状から高知県作業療法士会地域包括総合事業部で は,地域の行政職や地域包括支援センターに作業療法士 が何の専門職であり,どういった地域貢献ができるのか, その方法を提示した DVD を配布する予定で準備し取り 組んでいる.高齢化先進県である高知県で作業療法士の役割を担うことは,地域住民にとって介護予防活動推進 につながり,行政にとっては住民の元気と財源維持,作業 療法士にとっては職域の拡大に貢献できると思われる.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kochiotjournal/1/0/1_1/_pdf/-char/ja 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?