【1日1文献】在宅療養支援診療所における相談支援・連携業務の多面性とその実践状況:社会福祉専門職の特徴分析#在宅療養支援診療所#医療ソーシャルワーカー#在宅医療

参考文献:在宅療養支援診療所における相談支援・連携業務の多面性とその実践状況:社会福祉専門職の特徴分析
筆者:西岡 大輔  , 上田 まゆら西出 真悟岡村 紀宏坂本 はと恵梅木 秀俊早坂 由美子
発行日:2022年
掲載元:日本在宅医療連合学会誌 3 巻 (2022) 4 号
検索方法:インターネット
キーワード:在宅療養支援診療所在宅医療医療ソーシャルワーカー

抄録
【目的】在宅療養支援診療所の相談支援・連携業務担当者(以下,担当者)の業務の多面性と社会福祉専門職の役割を検討することを目的とした.
【方法】「在宅療養支援診療所相談支援・連携業務の実態に関する調査」で収集された担当者の業務に関する 35 問の回答データを二次利用し,因子分析により業務を分類・抽出し,取り組み状況を社会福祉専門職の有無で比較した.
【結果】担当者の業務は地域活動,連携,スペシフィックな支援,医事の 4 つに分類され,前者 3 つは担当者が社会福祉専門職である場合に多く取り組まれていた.
【考察】社会福祉専門職を在宅療養支援診療所に配置することは,地域福祉への貢献につながる可能性があった

メモ
・在宅での療養生活を選択する人々の 健康状態が多様なように,人々が置かれている生 活環境や社会背景も多様である.
・それらの背景の 例としてその人の経済状況や世帯構成,社会的サ ポートの多寡などがある4).
・このような社会的な 要因はその人の健康にも影響を与えるため5), 人々の健康な生活支援においてはアセスメントの 重要な視点として注目されている6).
・そこで,か つて病院で医療ソーシャルワーカー(以下, MSW)の重要性が提案され,相談支援業務の窓 口に社会福祉専門職が採用されてきたように,在 宅医療の現場でも MSW の役割が重視されつつあ る.

・在宅療養支援診療所には,医療機関および地域の 介護・福祉サービスとの連携が診療報酬上の施設 基準として定められており,多くの場合相談支援・ 連携業務の担当者(以下,相談連携担当者)が配 置されている.
・しかしながら,相談連携担当者は 社会福祉専門職の有資格者とは限らず,医師や看 護師,事務職員が担当している診療所もある

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahcm/3/4/3_3.4_28/_pdf/-char/ja 


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