【1日1文献】A 県の訪問看護ステーション利用者における傷病別に必要な看護ケアの分析#訪問看護ステーション#看護ケア#教育

参考文献:A 県の訪問看護ステーション利用者における傷病別に必要な看護ケアの分析
筆者:松田 友美櫻田 香佐藤 慎哉石田 陽子宇野 智咲三枝 真大竹 まり子齋藤 貴史井上 栄子嘉山 孝正
発行日:2021年
掲載元:日本在宅医療連合学会誌 2 巻 (2021) 1 号
検索方法:インターネット
キーワード:訪問看護ステーション訪問看護利用者傷病別訪問看護ケア

【抄録】
・本研究は訪問看護師教育に寄与すべく,A 県の訪問看護利用の現況と利用者の傷病別に必要な看護内容を明らかにする目的で 68 事業所の利用者について看護師に質問紙調査した.
・利用者に多い傷病は順に脳血管疾患,循環器疾患,悪性新生物だった.
・神経難病,脳血管疾患,悪性新生物は必要な看護内容が有意に多かった.
・利用者への看護で最多は与薬と管理,次は生活状況の把握と療養維持支援で多職種連携や身体状況の判断だった.
・併存疾患がある認知症は尿量測定,精神疾患は生活援助や褥瘡・廃用症候群ケアが有意に多かった.
・本研究により,訪問看護利用者の傷病別に必要となる看護内容の特徴および訪問看護師教育に寄与する情報が明らかとなった.

メモ
・在院日数の短縮や在宅療養の推進により医療 ニーズの高い療養者が増加し訪問看護ステーショ ン(ステーション)へのニーズは多様化し増して きている 1).
・在宅における研究報告は意思決定支 援や療養者や介護者の想い・価値観に関して増え ているが,医学的背景や看護ケア内容の評価等が 占める割合は低い 2).
・在宅療養者が自分らしく質 の高い在宅での生活を継続するためには,訪問看 護師は医学的視点も踏まえ日常生活の再構成を支 援する必要がある.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahcm/2/1/2_2.1_23/_pdf/-char/ja 


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