【1日1文献】立位型床走行リフトの導入によりトイレや車の移乗が可能となり, 仕事復帰に至った神経難病患者#福祉用具#移乗#環境

参考文献:立位型床走行リフトの導入によりトイレや車の移乗が可能となり, 仕事復帰に至った神経難病患者
筆者:杉山 厳勇(OT),小口 健(MD),中本 佳代子(PT),北本 健太朗(OT), 神谷 克二(OT)
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:福祉用具,移乗,環境

【はじめに】 
・仕事復帰のために車への移乗が必要で あった症例に立位型床走行リフトを導入したところ, トイレや浴槽,車への移乗が可能になり,仕事復帰に 至ったので以下に報告する.

【考察】
・封入体筋炎は,主に50歳以上で発症する慢性 進行性の筋疾患である.
・臨床的特徴として,大腿四頭 筋または手指屈筋(とくに深指屈筋)の筋力低下およ び筋萎縮,筋力低下は数か月以上の経過で緩徐に進行 するとし,多くは発症後5年前後で日常生活に支障を きたすとされている1).その為,早い段階で福祉用具 の検討が必要になると考えた.
・スカイリフトは端坐位 保持が自立レベルの方を対象とし,トイレやベッドな ど様々な移乗動作の介護力を軽減するための立位型床 走行リフトであるが,本症例では早期にスカイリフト を導入できる状況であったことが,目標の達成に繋 がったと考える.

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/P7-3.pdf 


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