【1日1文献】特別養護老人ホームにおける高齢女性に対する作業機能障害の種類に焦点を当てた評価および介入─園芸活動を用いた実践─#作業機能障害#高齢者#園芸

参考文献:特別養護老人ホームにおける高齢女性に対する作業機能障害の種類に焦点を当てた評価および介入─園芸活動を用いた実践─
筆者:三宅 優紀岩田 美幸
発行日:2020年
掲載元:作業療法 39 巻 (2020) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:作業機能障害高齢者園芸

【抄録】
・特別養護老人ホームに入所中で,生活全般において消極的な女性に対し,園芸活動を用い,作業機能障害の種類に焦点を当てた評価および介入を行った.
・観察を中心にした評価は,作業機能障害の4種類(作業不均衡,作業剥奪,作業疎外および作業周縁化)に対する必要な介入を明確にできた.
・その結果,症例は,笑顔が増え,外出するようになり,夜間の睡眠が十分とれるようになるなど,作業機能障害の改善に至り,健康な施設生活を送れるようになった.
・意味のある作業を同定しがたいクライエントに対して,作業機能障害の種類に焦点を当てた評価および介入は,有効であったと考える.

メモ
・作業療法士が対象として いるクライエントは様々な疾病を有している場合が多 く,特にコミュニケーション障害が顕著であるクライ エントは,意味のある作業の共有が困難となる場合が 多い13).
・そこで,寺岡ら7) は,意味のある作業を同定 しがたいクライエントには,意味のある作業かどうか よりも,そのクライエントの作業機能障害の種類の改 善に対し介入することで,健康状態の改善を図ること ができる可能性を示唆している.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/39/3/39_341/_pdf/-char/ja 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?