【1日1文献】高齢者の転倒防止 感染徴候を見逃さない#高齢者#転倒#情報共有

参考文献:高齢者の転倒防止 感染徴候を見逃さない
筆者:村上 あおい
発行日:2018年
掲載元:日本転倒予防学会誌 5 巻 (2018) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:高齢入院患者, 転倒, 発熱, 全身性感染症

【抄録】
・医療施設では,入院中の転倒転落事故を未然に防ぐ取り組みを行っているが,入院患者の中でも高齢者の割合が増加し,転倒要因も多岐にわたるため効果的な対策を講じるには難しいと感じることが多い。
・転倒転落の問題については,多職種で共有し要因分析をした上でさまざまな対策を講じているが,自身の専門分野でもある感染管理の視点で何か取り組めることはないかと模索し, 本研究を実施した。

メモ
・高齢者における発熱や低体温,白血球の増減など主に 感染症の兆候や治療による好中球減少となる項目を転倒 リスク要因に追加し,これらの数値が変動した際には転 倒のリスクファクターとして早期より予防対策を始める ことが今後有用になり得ると考える。
・当院においても入 院患者の高齢化は必然的であり,高度急性期医療を担う 上で転倒による身体損傷のための在院日数延長や QOL (Quality of life:生活の質)の低下は避けなければなら ない。
・医療者は , 高齢者の身体的特性を十分に理解し, 日々ケアする中で心身の変化に対して敏感になり,情報を素早く共有することが転倒予防の始まりになるのでは ないかと思われる。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tentouyobou/5/3/5_13/_pdf/-char/ja


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