【1日1文献】難病疾患への訪問リハビリの現状-リハビリ導入時期を考える-#訪問リハビリ#難病#導入時期

参考文献:難病疾患への訪問リハビリの現状-リハビリ導入時期を考える-
筆者:末山 智和
発行日:2006年
掲載元:第41回日本理学療法学術大会 抄録集
検索方法:インターネット
キーワード:訪問リハビリ難病導入時期

【抄録】
考察:
・今回の調査による障害自立度としては、J2からC2と重症度は様々であった。その自立度から導入時期を見ると、J2からB1時期(外出困難または日常生活に何らかの介助を要する状態)での導入が8割を占めており、比較的、障害度の軽い時期からリハビリを必要と感じて依頼してくる傾向にあることが分かった。
・依頼に至る主な理由は、歩行に何らかの変化が出てきて、活動範囲が狭くなってきたことへの不安の訴えが半数以上であり、重症例では、機能的な維持を求めたものであった。難病疾患への一般的なリハビリは、心身の状態を把握しながら、現在の状態を出来る限り維持しながら、今後考えられる障害へ早期に対応していくことである。
・今回、訪問リハビリの導入に関しては、全ての症例で適応期にあり、時期も訪問としては早期に関わることが出来ていた。しかし、訪問リハビリを利用する以前の病院等でのリハビリ実施の有無では8例と半数しかリハビリの経験はなく、訪問リハビリの導入に関しても、全ての症例で、専門病院へ通っているにも関わらず、本人・家族・ケアマネの訴えに頼っているのが現状である事が分かった。
・今後は、より効率の良いリハビリを提供するため、病院・居宅支援事業所など他部門とも導入に関する相談など出来るネットワーク作りも、必要になっていくと考える。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2005/0/2005_0_E1011/_pdf/-char/ja

YWT
W:難病に対する早い段階からのリハビリ開始を検討する必要がある。

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