【1日1文献】協調運動に困難さがみられる子どもの背景要因 ─医療機関 A で作業療法を受けている幼児児童を対象として─#協調運動#特別支援教育#発達障害

参考文献:協調運動に困難さがみられる子どもの背景要因 ─医療機関 A で作業療法を受けている幼児児童を対象として─
筆者:平野 大輔1, 2  勝二 博亮3   田原 敬3   関森 英伸1, 4 谷口 敬道1, 4  下泉 秀夫1,5
発行日:2021年
掲載元:国際医療福祉大学学会誌  第25巻第2号
検索方法:インターネット
キーワード:発達性協調運動障害,DCD,作業療法,特別支援教育,評価

【抄録】
目的:本研究の目的は,協調運動の障害のある幼児児童の協調運動に影響を及ぼす因子を明らかにすることであ る. 方法:医療機関 A において,協調運動能力の向上が目的に含まれた作業療法を受けている年少~小学 6 年生の 幼児児童 200 名を対象に,協調運動と行動特性,感覚処理,運動発達について調査し,協調運動との関連を分析 した. 結果:24 名の情報を収集から,微細運動を含む協調運動が苦手な幼児児童は,理解・判断,視覚の調整機能, 微細運動・知覚に困難さがあり,粗大運動を含む協調運動が苦手な幼児児童は,社会的コミュニケーションに困 難さがあった.また,粗大運動を含む協調運動が苦手な幼児児童ほど,定頸の獲得月齢が遅かった. 結論:1 医療機関の情報ではあるが,協調運動の障害のある幼児児童において,理解・判断,視覚の調整機能, 微細運動・知覚,社会的コミュニケーション,定頸の獲得月齢は,協調運動の苦手さと関連することが示された. これらの項目は,協調運動の障害のある幼児児童に対する評価と介入を行う際に確認すべきと考えられる.

参考URL:
file:///Users/wataruisshiki/Downloads/25_2(84-91p).pdf


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