【1日1文献】地域住民が抱く障害者イメージと支援意識に関する予備的調査#地域住民#障害者#地域共生社会

参考文献:地域住民が抱く障害者イメージと支援意識に関する予備的調査
筆者:佐野 恭子(OT),清水 大輔(OT)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:地域,障害者,イメージ

【背景】 
・地域共生社会の実現に向けて作業療法の果た す役割は大きく,特に障害者や高齢者とのつながり, 助け合いに関する住民の意識を高めることは重要と考 えられる.
・そのためにはまず,障害者や高齢者に対し て地域住民がどんなイメージを持っているか知る必要 がある.
・しかし,障害者イメージに関する調査研究は, 医療系学生や大学生を対象にしたものが多い.

メモ
・今後も同様の調査を重ねて信頼に足る情報量 の蓄積に努める必要があるが,今回の参加者の大半が 認知症者や知的障害を伴う自閉症者に対して “ 複雑 ” “ 難解 ” なイメージを抱いていたことから,地域住民 の障害理解を促す働きかけについて検討する必要性は あると思われた.
・また,心理的距離や支援意識の面で は,障害特性によって参加者の感じ方が異なる可能性 も垣間見えた.
・作業療法士はその専門性を生かして, 机上の知識だけではなく,今回のようなドキュメンタ リー映画の鑑賞や障害者が参加する地域の行事等を通 して,地域住民が障害者を身近な存在として感じられ る具体的,実際的な情報(例:日々の暮らしぶり,困 りごと,専門知識を要さない関わり方の基本)を継続 して発信することができるのではないかと考えられた.

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/5-02.pdf 

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