さんぽと作業療法

こんばんは。

今日はホステルのスタッフの方と一緒にお散歩に行ってきました。

散歩をすることになったきっかけは、スタッフの方が最近体調が悪いのをどうにかしたいという相談がきっかけです。

僕とお話をしたり僕が毎日ランニングをしているのを知って運動をしようと考えてくれましたが、ランニングをいきなりするのはハードルが高いということで散歩になりました。

がっつり散歩をするというよりは人と会話をしながら楽しく散歩して気がついたらいい運動になっていた、というのが僕は理想です。

なので、今回は僕がその方の話し相手として一緒に散歩をさせていただきました。

僕は最初だけ少し一緒に散歩して、途中でお別れしようかとも考えていましたが、想像以上に会話と散歩が楽しくて2時間くらい散歩していました。

その途中で新しいカフェを見つけたり、街の中にある新しいお店を発見したり、お互いのことを知れたりという様々な付加価値が生まれました。

例えば、1人で散歩していても新しいカフェは見つかるかも知れませんが、今日見つけたカフェは1人でもなく、他のゲストと一緒でもなく、僕と一緒だったからこそ見つかったカフェだと思います。

そんなふうに見つけたカフェは“僕と一緒に散歩しているときに見つけたカフェ”という文脈がついた状態で記憶に残ります。

そういう記憶が楽しい思い出になってくれるのであればまた散歩に行きたいと思うこともあるだろうし、そのカフェに行くことを理由に散歩する機会が増えることももしかしたらあるかも知れません。

元々の動機は運動不足の解消、体調不良改善だったかも知れませんが、楽しく散歩していく中で新しい発見があり、それがきっかけでまた散歩をする機会が増えて、気がついたら運動不足や体調不良が解消されている。

まだ、習慣化もされてないし、もしかしたら今日の散歩がハードすぎて体調が逆に悪くなる可能性もあるので、そこは経過を見ていく必要がありますが、とりあえずは僕の理想に近い散歩をすることができて嬉しい気持ちです。

今日の僕は純粋に散歩を楽しんでいましたが、心の奥底ではそんなことも考えていて、これって作業療法的な考え方だと自分では思っています。

理学療法とかエクササイズとして散歩をするとなると、散歩中の歩くフォームを意識して良くするとかそういう方向性になりがちだと思いますが、僕はそれはなんだかあまり興味がありません。

もちろん綺麗なフォームで効率的な運動のできるフォームを獲得するに越したことはありませんが、それよりも僕とそのスタッフの散歩だったからこそ生まれた偶発的で非効率的な“その人らしさ”や“散歩という作業がもつ効能”を僕は大切にしたいと思っています。

だから、僕がフォームを理解している必要は当然あるのですが、それをストレートに伝えるのではなく、いかにその人と接したり準備を進めていく中でそこに自然に繋げていけるかどうかの方が重要だと考えています。

そんなことを考えてしまう僕はやっぱり作業療法が好きなんだと思います。

それをできるだけ“医療”とかっていうフィルターを介さずに、人としてただただと自然に影響力を与えて行けるような存在になれたらというのが僕自身の理想です。

それをランニングやビールやゲストハウス、その他諸々のコンテンツを介しながらも出来るようになることが僕の人生の一つの目標です。

そういうことを病院を辞めて新しい生活環境の中で、少しずつ少しずつ実践と体験することが出来ているのが嬉しいことです。

まだまだ自己満足のレベルなんですが、相手側も何かいい変化を感じたり、行動としての変化を感じられるようになったら本当に嬉しいです。

がんばります。

今日も最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました、

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日時:火曜日、水曜日。11時半頃〜14時頃&僕がいるときならいつでも。
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