【1日1文献】特養の看護責任者が認識している施設病院間連携の困難と課題:終末期と診断された入所者の終末期医療・ケア決定プロセスに焦点を当てて#特別養護老人ホーム#終末期ケア#医療介護連携

参考文献:特養の看護責任者が認識している施設病院間連携の困難と課題:終末期と診断された入所者の終末期医療・ケア決定プロセスに焦点を当てて
筆者:柿田 尚子會田 信子
発行日:2019年
掲載元:日本在宅医療連合学会誌 1 巻 (2019) 2 号
検索方法:インターネット
キーワード:指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)終末期ケア(人生の最終段階におけるケア)入院看護医療介護連携

【抄録】
・指定介護老人福祉施設/特別養護老人ホーム(以下,特養)の入所者が医療機関に入院し終末期と診断された場合の終末期医療・ケア方針決定のプロセスにおいて,特養の看護責任者が認識している施設病院間連携に伴う困難と課題を明らかにした.
・全国特養の看護責任者 354 名を分析対象とし,2014 年に郵送質問紙法で実施した.
・提携病院よりも非提携病院に対して困難 ・ 課題と感じる割合が有意に多く,困難では医療処置困難(45.5%)や担当医連携(43.8%)などの順だった.
・課題では特養理解の差(79.7%)と医療依存度の弊害(71.8%)が 8 割近くを占め,医療機関に特養の実状を理解してもらう取り組みの必要性が示唆された.

ひとこと
・特養での看取り率が増加していること知らなかった。家族構成の変化や介護力の低下が理由とのこと。言われてみれば少子高齢化や都市部への人口集中の背景を考えれば当たり前か。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jahcm/1/2/1_1.2_1/_pdf/-char/ja

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