【1日1文献】ロコモ健診を受診した高齢者における身体機能の経時的変化#ロコモティブシンドローム#高齢者#健康診断

参考文献:ロコモ健診を受診した高齢者における身体機能の経時的変化
筆者:白石 明継浜野 泰三郎山本 遼浦谷 明宏山本 諒新里 香織馬井 孝徳
発行日:2023年
掲載元:第10回 日本予防理学療法学会学術大会
検索方法:Google Scholar
 

【考察】
ロコモ健診受診者の身体機能の経時的変化を検討した結果、男 性の下肢筋力、握力で低下を認めた。一般的に加齢とともに、身体機能の低下は起こるが、ロコモに対する運動療法にて高齢者の身体機能の向上を認めたとする報告は多数存在する。それらの多くが、2~6ヶ月程度の継続的なフォローを実施している。本研究は人間ドックに附随する介入であり、1年に1回のみのフォローとなっている。個別の運動指導を実施しているが、実際の実施頻度は調査できておらず、定期的な介入もないことから運動の効果が得られにくかったものと思われる。以上より、身体機能の維持・向上を目的に人間ドックのみでなく、定期的に受診できる環境を整備し、運動の継続を促す対策が必要と考える。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsptpsuppl/2.Suppl.No.1/0/2.Suppl.No.1_191/_pdf/-char/ja

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