【1日1文献】「やりたいこと」を家族と共に叶え, 最期の思い出に携わることの出来た一事例#家族支援#終末期#意思決定

参考文献:「やりたいこと」を家族と共に叶え, 最期の思い出に携わることの出来た一事例
筆者:桑田 佳世子
発行日:2019年
掲載元:第39回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:家族支援,終末期,意思決定

【はじめに】 
・頚髄損傷後の容体急変により看取りの方 針となった事例に対する作業療法を経験し,意思決定 後の家族の葛藤にどう寄り添うべきかを多く悩んだ. 
・本人と家族の思いの橋渡しを行ったことで,家族と共 に本人の「やりたいこと」を叶える最期の時間に携 わることが出来た為,考察を交えて報告する.

メモ
・池知らは,終末期において楽しい時間を共有で きた思い出を作ることも家族配慮の面から尊重すべき と報告している
・本症例では本人と家族の思いの橋渡 しが出来たことで本人の「やりたいこと」を家族と共 に形にし,家族の思い出を作ることが出来た.
・このこ とは家族を大切に思う本人にとって最期の楽しい時間 となり,家族にとっては後悔・自責の念を軽減し,「さ せてあげたいこと」が出来たという満足感に繋げるこ とができたと考える.
・治療の選択肢がある中で看取り という選択をする家族の心理的負担は計り知れない. 
・本症例を通し看取りに関わったことで,本人と家族の 思いを繋ぎ家族の最後の思い出を作ることが辛い意思 決定をした家族の心の支えとなり得ると強く感じた

参考URL:
http://kinot39.umin.jp/pdf/abstract/O5-3.pdf 

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