【1日1文献】作業機能障害の重症度に着目した実践の臨床有用性─回復期リハビリテーション病棟に入院した3事例を対象として─#作業機能障害#多職種連携#回復期リハビリテーション病棟

参考文献:作業機能障害の重症度に着目した実践の臨床有用性─回復期リハビリテーション病棟に入院した3事例を対象として─
筆者:長谷部 将大古桧山 建吾
発行日:2021年
掲載元:作業療法 40 巻 (2021) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:作業機能障害多職種連携回復期リハビリテーション病棟(作業機能障害の種類と評価)(作業に根ざした実践2.0)

【抄録】
・今回,回復期リハビリテーション病棟(以下,回復期病棟)に入院した3事例に対して,「作業機能障害の種類と評価(以下,CAOD)」を用いて,作業機能障害の重症度に着目した価値のある作業に根ざした実践を行った.
・3事例は異なる経過を辿るも,3事例とも作業機能障害の重症度は改善を示した.
・そして,その経過を比較検討した結果,作業機能障害の重症度は事例の作業環境や作業の特性によって変動しやすく,対象者に作業を提供する際にはそれらを考慮することが重要になると考えられた.
・また,回復期病棟の対象者に対して,CAODによって作業機能障害の重症度を測定し,それを活用することは,多職種連携を促進する要因になる可能性があった.

メモ
・OD とは,生活行為を適切に行えない問題で あり,その内実は 4 つに分けられる.
・1 つ目は日々の 作業のバランスが崩れている作業不均衡
・2 つ目は外 的要因によって作業が制限されている作業剥奪
・3 つ 目は作業に対して意味を見出せていない作業疎外,
・4 つ目は周囲から価値のある作業を認めてもらえない作 業周縁化である2).
・この 4 つは,各々が独立して存在 するのではなく,4 つが相互に影響して OD の問題を 構成する.
・これまでに,医療従事者を対象にした研究 で OD はストレス反応やうつと関連することが報告 されており3),OD への対策が必要だと言える

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/40/3/40_351/_pdf/-char/ja 

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