自粛について

新型コロナウィルスに対して不要不急な外出の自粛は必要です。

ワクチンが開発されるまで早くても1年、一般人に届くようになるまでには1年半はかかるという専門家の意見を多く耳にします。

それだけ長期戦になることを考えると医療機関の人員と病床数が確保されていなければ僕達は生き残れません。

医療機関の人員に対してはメンタルヘルスなどのケア、医療機関に対しては防護服やマスク、アルコールなどの必要な環境を整える必要があります。

それらを考えた上で僕のような一般人に出来ることは感染リスクを高める不要不急な事を自粛して医療機関へ迷惑をかけないことです。

僕個人としては一般人でも医療・介護・福祉に関わる方法としてメンタルヘルスの分野に対するアプローチが出来ないかと最近はよく考え模索しています。

さらには個人個人が感染症に対する知識、世界情勢、経済状況に対する関心を持ち、マスメディアに振り回されず自分の意思で考えて行動出来ることが必要です。

個人がそういったことに興味や関心を持つこと、リテラシーを高めることは専門家への負荷を間接的に減らすことにも繋がると思うので少しでも支援したいと考えこちらも模索中です。

僕がすごく難しいと思うのは不要だけど急な事、必要だけど急ではない事をどのように判断するのかということ。

人によっては同じ内容の事でも必要な事なのか不必要な事なのか、急なのか不急なのかも違います。

にも関わらず個人の価値観で他人がしていることを不要だ、不急だと頭ごなしに自粛を強制することに僕は強い疑問を持ちます。

世間的に馴染みのない例で申し訳ありませんが作業療法界隈であれば、これは作業機能障害の作業剥奪という問題に大きく影響を与えると思います。

延いてはその他の作業機能障害にも影響を与えてしまいます。

作業機能障害に陥るとうつ病など健康状態を悪化させるリスクが高くなると言われています。

感染リスクを抑えながらその人にとって必要と感じている活動に出来る限り従事出来る世の中であって欲しいと僕は結構強く想っています。

正直な話、ワクチンが完成するまで1年以上じっと我慢し続けるといったまるで戦時中のような状況を僕は想像出来ません。

もしかしたら似たような状況なのかもしれませんが昔と今では環境が違います。

大きく違うのはIT関連の環境インフラ。

PCやスマホ一つで友達との飲み会も会社の仕事も会議も行えてしまう環境ですし、海の向こうの最新の情報も簡単に入手出来ます。

僕はITや感染症、経済、世界情勢とか色々、全然詳しくないし、歴史とか文化とか政治とか学校で習うような一般教養もまともに身に付いていません。

それでも何とかその人がその人らしく生きる為に必要な、その人の大切な活動の支援とその為の環境づくりをしたいと考えています。

それらを行うには幅広い知識と教養と経験が必要であると考えて行動することが、今の僕がやりたいことになっています。

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