【1日1文献】在宅復帰後の作業参加とストレスに関する検討 ─自記式作業遂行指標(SOPI)と心拍変動解析を用いて─#作業参加#ストレス#在宅生活

参考文献:在宅復帰後の作業参加とストレスに関する検討 ─自記式作業遂行指標(SOPI)と心拍変動解析を用いて─
筆者:石川 真太郎, 木村 大介, 今井 あい子
発行日:2021年
掲載元:作業療法 40 巻 (2021) 2 号
検索方法:インターネット
キーワード:(自記式作業遂行指標), ストレス, 作業遂行, 在宅生活, 通所リハビリテーション

【抄録】
・後遺症が残存しつつ在宅復帰した通所リハビリテーション利用者26名を対象に自記式作業遂行指標(SOPI)で評価した作業参加状況と,自律神経活動で評価した現下のストレスとの関連を明らかにするため,
・相関係数確認後ストレス指標を従属変数,SOPIの3領域を説明変数とした重回帰分析を行い,SOPIの作業遂行の3側面を説明変数とした重回帰分析を行った.
・ストレス指標とSOPIに有意な相関を認め(r=−0.495[p=0.010]),ストレス軽減の関連要因として「余暇活動」(R2=0.224,β=−0.473,p=0.015)と「作業統制」が抽出された(R2=0.262,β=−0.511,p=0.008).
・3領域からみた「余暇活動」と3側面からみた「作業統制」が,ストレス回避の要因と解釈された.

メモ
・脳血管疾患では,片麻痺などの後遺症が残存した状 態で在宅生活に戻ることが多く,健康であったころの 意思,習慣に基づいた作業参加が困難となる.
・このよ うな状態が継続することは,クライエント(以下, Cl)にとってストレスフルな状態となり,さらに作業 参加ができない状態が継続する1,2).
・作業療法では,このような状態の Cl の作業参加を支援することで,ストレスを軽減し,健康と安寧を再 獲得することを目指す

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/40/2/40_262/_pdf/-char/ja

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