【1日1事例】居宅介護支援事業所の介護支援専門員によるケアプラン作成の実践構造 #ケアプラン #居宅介護支援 #8050問題

参考文献:居宅介護支援事業所の介護支援専門員によるケアプラン作成の実践構造
筆者:社会福祉学 第 60 巻第 2 号
発行日:2019年
掲載元:綾部 貴子 ,岡田 進一
検索方法:インターネット
キーワード:ケアプラン作成,介護支援専門員,居宅介護支援事業所

要約
【目的】居宅介護支援事業所の介護支援専門員によるケアプラン作成の実践構造を明らかにする
【対象】近畿2府4県の500カ所の居宅介護支援事業所の介護支援専門員各1名
【方法】
・2017年2月8日から28日に無記名自記式質問紙による郵送調査
・探索的および確認的因子分析
【結果】
・「利用者ニーズを引き出すための相談援助」、「利用者のニーズにあった介護保険制度サービスの調整」、「介護保険制度外のフォーマル・インフォー マル資源の調整」の3因子16項目が抽出された
【メモ】
・介護支援専門員によるケアプランの作成は,ケ アマネジメントの実践水準を高め,介護支援専門 員の業務の質を向上する実践の一つとして重要視 されている
・家族の意向や介護保険制度以外のサービス,インフォーマル資源に関するケアプランへの記載方法が定着していないこと,本人 の長所や意欲等のプラス面がケアプランに反映されていないこと,課題の分析と解決のための優先順位づけが不十分であること,短期目標の曖昧さなどが指摘されてきた
・地域共生社会実現本部では、家族や地域社会 の変容について,8050問題やダブルケア,家族関 係の希薄化や地域とのつながりの希薄化等福祉 ニーズの多様化・複雑化の課題およびその課題解決の必要性を指摘している
調べた単語:「8050問題」
・80代の親が、自宅にひきこもる50代の子どもの生活を支え、経済的にも精神的にも行き詰まってしまう状態のこと
・40 歳~64 歳の「ひきこもり中高年者」 の推計は、約 61万3000人にのぼると言われている
・今はまだ問題が顕在化していなくても、親に万一のことがあれば多くの8050世帯が危機的状況に陥ってしまう
・40代以上の引きこもりが増えている背景には労働環境の悪化がある

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssw/60/2/60_67/_pdf/-char/ja


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