【1日1事例】活動・参加を促進する訪問作業療法の実践知 #訪問作業療法 #質的研究 #実践知

参考文献:活動・参加を促進する訪問作業療法の実践知
筆者:岩田 祐美, 田島 明子
発行日:2021年
掲載元:作業療法 40 巻 (2021) 4 号
検索方法:インターネット
キーワード:訪問作業療法, 参加, 質的研究
【趣旨】
・訪問作業療法(以下,訪問OT)での活動・参加の促進は,個々の作業療法士(以下,OTR)が経験から築きあげた実践知に基づいていることが多い.
・OTRの語りからその実践知を体系化することを目的とし,訪問OT経験5年以上のOTR 9名にそれぞれインタビューを行い,語りを質的に分析した.
・結果,テーマ1「訪問OTの介入指針を持つ」,テーマ2「介入指針を関係性の文脈に乗せる」,テーマ3「活動・参加に向けた作業を導入する」の3つのテーマが得られた.
・これらのテーマから訪問OTの実践においては特に,訪問OTの介入指針を持ち,事例とOTRの関係性の文脈を把握したうえで作業を導入する関わりが重要であると考えられた.

【メモ】
・事例論は、多くの不確かな要因からなる個別的な問題について、それらにどう対処し、それをどう考えたらいいかを実践知として明らかにするとされている
・身体を通して物事を知る知のあり方が「実践知」であり、それは経験することによって獲得される。
・また、実践知は熟練した倫理的行動の発達に依拠しており、患者の特定のニーズを認知し、それに応答する能力であるともされる。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/40/4/40_439/_pdf/-char/ja


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