「認定」作業療法士への道〜チャートにまとめてみた〜

こんばんは。

昨日の夕方は大学時代の友人とzoom飲みをしました。

きっかけは、正月にあけおめラインを送った流れから。

友人は回復期のリハビリ病院に務めつつ、昨年から通信制で大学院に通いながら研究をしたり、講師として学校で講義をしたりもしている、超正統派の作業療法士です。

パートで児童発達支援やグループホーム、クラフトビールのお店を掛け持ちしながらボランティア活動などを行なっている僕とは真逆です。

とはいえ、根っこの作業療法に対する熱い気持ちは二人とも同じなので、たまにお話をして情報交換をするのは良い刺激になります。

僕としては彼の研究テーマが非常に興味深いものでして、その進捗状況を聞けたのが非常にありがたいことでした。

他にも僕が興味ある「作業機能障害の予防」に関する研究や文献の情報を教えてもらえたり、昨今のコロナ禍におけるリハビリ病院の現状なども伺えました。

持つべきものは友達ですね。

ちなみに僕の方からは何も専門的な情報を教えることはなく、最近の地域で行なっている自分の活動について話すと、それだけで「そんなことしてるんだね」と驚いてくれます。

そして、「相変わらず自由そうでいいね」と羨ましがられます。

隣の芝生は青く見えるようです。

昨日の日中に参加した「地域リハビリテーション専門人材育成研修」の余韻が残った状態でそんな熱い情報交換を行なったものですから、今年の抱負である作業療法士としての活動に力を入れるという思いが強くなってきました。

作業療法士として地域で活躍する際には、肩書きが必要なときと肩書きが必要ない時があるというのが僕の持論でして、地域包括ケアシステムの構築に作業療法士として携わる際には肩書きが必要です。

肩書きに関して、作業療法士には日本作業療法士協会が定めた要件を満たすことで授けられる「認定作業療法士」や「専門作業療法士」といったワンランク上の肩書きがあります。

病院で働いているときは、認定作業療法士の研修を終えたところで大して臨床には意味がないと考えていましたが、地域で活躍することを考えると専門職でない人でも分かりやすい肩書きは非常に重要です。

ただの「作業療法士」よりも「認定作業療法士」と名乗っている方が、おそらくそれだけで周りからの信頼が得られると思われます。

友人は超正統派の作業療法士ですから、当然のように認定作業療法士の肩書きを持っていました。

そこで詳しく話を聞かせてもらったので、僕も認定作業療法士を目指そうと決めました。

病院で働いていない、正社員でもない奴が認定作業療法士だったら面白いかもっていうのも少し思います。

そこで、まず今日はよく分かっていない認定作業療法士の取り方を調べました。

日本作業療法士協会からのオフィシャルな説明がこちらです。

画像1

生涯教育制度 2020 制度の概要と解説
https://www.jaot.or.jp/files/page/kyouikubu/shougaikyouikutechoudensiban.pdf

なるほどなるほど。

相変わらず読む気を削いでくれる文字の羅列ですね。

図にはもう少し言葉が欲しい。

いつもならここで諦めてますが、今回はやる気がちゃんとあるようなのでしっかり読み込みました。

そして、自分で簡単にチャートしたものがこちらです。

認定作業療法士への道
1.  そもそも「生涯教育基礎研修修了証」が必要

生涯教育基礎研修修了証取得への道
1.  現職者共通研修の全10テーマを受講(基礎研修ポイントが20もらえる)
2.  現職者選択研修の「MTDLP」を必須で受講
3.  現職者選択研修の4領域(身体、精神、発達、老年期)から1領域以上を受講
4.  現職者共通研修、現職者選択研修、自由選択研修の合計で基礎ポイントを50p集める
5.  生涯教育基礎研修修了証の申請
6.  修了証取得(5年間有効。5年以内に50p以上の基礎研修ポイント集め、その際に更新の申請が必要)
7.  修了証は認定作業療法士取得研修の受講認定作業療法士の申請に必須(ただし、実務経験5年以上であれば、認定作業療法士選択研修の受講は可能)

真・認定作業療法士への道
1.  「認定作業療法士共通研修」である「研究法」と「管理・運営」を受講
2.  「認定作業療法士選択研修」のうち2講座以上を受講
3.   講座ごとに行う修了試験に合格
4.  「臨床実習指導者講習会」を受講
5.  3事例を報告
6.  申請
7.  合格
8.  認定作業療法士!!
9.  更新の為には5年以内に下記(1)〜(4)で100npを満たして更新する必要がある
 (1) 基礎研修ポイント 合計25np
 (2) 実践報告 1回25np 合計25np
 (3)後輩育成経験 (4)社会的貢献 1回5np 合計25np

いや、結局文字の羅列だけど、いくらか見やすいと思うよ。

途中「基礎研修ポイント」と「基礎ポイント」がごっちゃになっていたり、「認定作業療法士研修」の説明が見つけられなかったりして困ったけど、大体はこんな感じのチャートで間違ってないと思います。

他にも気になることをピックアップしたら、協会に電話で確認してみよう。

で、問題がなく取れそうだったら頑張って取ります。

パートで働いているので事例報告がちょっと山場っぽいですが。

病院の時よりも今の方が、作業療法士のオフィシャルな資格や研修や制度に興味が湧いているのはなんだか面白いですね。

昔はどちらかというと臨床ですぐに活かせるようなセミナーや研修が多めでした。

今は知識云々よりも肩書きの部分を重視してる。

知識も当然得られるだろうけど、まず何よりも地域の人たちに認知してもらえるものが必要だから。

「作業療法士」だけだとポカンな人でも、冠に「認定」が付けばなんとなく凄そう、頼れそうって思ってくれそうな気がします。

本当に大切なのはその後の実際の関わりだけど、まずそこまでたどり着かないと何も始まらない。

病院ではそこをすっとばして患者さんに介入できていたけど、地域では誰でも通じるような肩書きがないとどうしようもないことが多いことを体感しました。

回り回ってそっちに辿り着けたんだから、よかったんじゃないかと思います。

昨日の研修会と、大学時代の友人のおかげですね。

どうもありがとうございます。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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