【1日1文献】作業機能障害に焦点を当てた介入がリカバリーに前向きな変化を及ぼした統合失調症の一事例#作業機能障害#統合失調症#リカバリー

参考文献:作業機能障害に焦点を当てた介入がリカバリーに前向きな変化を及ぼした統合失調症の一事例
筆者:葛岡 哲, 松岡 太一, 川口 敬之
発行日:2022年
掲載元:作業療法 41 巻 (2022) 3 号
検索方法:インターネット
キーワード:精神科作業療法, 作業機能障害, リカバリー, 協業, 統合失調症

【抄録】
・入院中の統合失調症者に対し,作業機能障害に焦点を当てた介入を行い,リカバリーに与える影響を検討した.
・評価は作業機能障害の程度,リカバリープロセス,語り,行動,注意サインの出現回数とした.
・介入は作業機能障害の原因を面接にて共有し,希望する作業を実施するための環境調整や,症状に対する対処プランの作成を協働で行った.
・その結果,注意サインの出現がなくなり,作業機能障害の改善とともに本人の語りや行動,リカバリープロセスに前向きな変化がみられた.
・作業機能障害に焦点を当てた介入は当事者の主観的体験を捉え,協働することに貢献すると考えられ,リカバリー志向の作業療法における具体的方策の一つとなる可能性がある.

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jotr/41/3/41_340/_pdf/-char/ja


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