【1日1文献】訪問リハビリテーションへの作業療法士供給に関する考察 ~ A 市の介護保険サービスのセラピスト需要予測と 実態の比較から~#訪問リハビリテーション#介護保険#需要と供給

参考文献:訪問リハビリテーションへの作業療法士供給に関する考察 ~ A 市の介護保険サービスのセラピスト需要予測と 実態の比較から~
筆者:小松 和史(OT)1),苅山 和生(OT)
発行日:2020年
掲載元:第40回近畿作業療法学会
検索方法:インターネット
キーワード:訪問リハビリテーション,介護保険 

【目的】 
・2019年4月に厚生労働省は,医療従事者の需 給に関する検討会(以下,需給検討会)の分科会で理 学療法士,作業療法士(以下,PT, OT)の受給に関す る試算を示した.
・それを基に,筆者が勤務する A 市 の高齢者動向と介護保険サービス供給に関する体制を 分析することにより,同規模の人口や高齢化率の他の 市町での今後の訪問リハビリテーション(以下,訪問 リハビリ)需要と OT の供給に関する課題を考察する.

メモ
・A 市では,2025年までに概ね1 万人(人口の5.3%)の介護需要があり,推計442人(要 介護認定者の8.2%)への訪問リハビリの需要がある. 
・現状から推計し PT, OT 合わせて常勤換算で36.6人 の供給が必要となる.
・したがって,A 市の OT の供 給は,最低7.3人から,需給検討会通りであれば12.2 人の訪問リハビリに従事する OT が必要となる.  
・A 市の推計から,人口10万人規模の都市において, 3.9~6.5人程度,近畿圏域全体では,876~1,464人 の OT を介護保険に対応し,安定して訪問リハビリ が実践できるよう養成していくことが急務である.
・本研究は,セラピスト供給体制の予測において,ア ンケート調査が A 市近隣で訪問を行っている PT, OT と限定的であった.
・予測精度を向上するためには, 医療と介護の比率,常勤・非常勤・兼務の比率,認知 症など作業療法士に期待される訪問リハビリの増加率 などを勘案する必要がある

参考URL:
https://kinot40.secand.net/file/5-03.pdf


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