【1日1事例】入院する高齢者に対する身体拘束軽減のための介入に関するシステマティックレビュー #身体拘束 #高齢者 #入院患者

参考文献:入院する高齢者に対する 身体拘束軽減のための介入に関する システマティックレビュー
筆者:菅野眞綾,星 美鈴,臼井咲耶,吉田 香,佐藤里奈, 叶谷由佳
発行日:2021年
掲載元:日本看護研究学会雑誌 44 巻 5 号
検索方法:インターネット
キーワード:身体抑制,高齢者,入院患者,システマティックレビュー
要約
【目的】入院高齢者における身体拘束軽減のための有効な介入を明らかにすること
【方法】システマティックレビュー
【結果】
・330文献が検出され,適格基準を満たしたのは4研究(5文献)
・身体拘束率が低下した介入は,看護師による非薬理学的介入と多職種チームによる複合的介入であった
・バイアスリスクは,1研究がSome concerns,3研究がHighであった
【結論】
・ランダム化比較試験 が少なく,バイアスリスクも高いため,入院高齢者における身体拘束軽減のための介入の有効性に関するエビデ ンスは不十分である。
・今後は,看護師を含む多職種チームによる複合的介入の検討と,よくデザインされた研究の蓄積が必要である。
【メモ】
・身体拘束は,患者の尊厳や自律性を侵 害するだけでなく,QOL低下,死亡率・院内感染・転倒リスクの上昇,入院期間 の延長といった様々な弊害が生じることから,回避することが望ましい。

参考URL:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsnr/44/5/44_20210512129/_pdf/-char/ja



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?