わたしは歌とかうたえないし

わたしは歌がうたえない、下手だけど
不可能という意味じゃなく、歌う必要がない
歌わなくていいし、歌っても誰にも届かない

自粛生活のなか、アーティストたちが
おうちで歌ったり演奏してる動画をUPするたび
それで心を満たしながら、わたしも歌えたらなと
強く思いながら悶々としてる

音楽がなくても 僕らは死ぬワケじゃない
けどそれを「人生」とは
あまりにもさみしいじゃない
音楽がなくても 僕は君に恋をする
けど音楽がなければ 君と出会ってないかも
 
NO MUSIC, NO LIFE. / 毛皮のマリーズ

今週、ラジオで流れた志磨さんが弾き語りしてくれた曲の歌詞。自粛生活しながら、最近感じてたことはぜんぶこの曲の歌詞のなか

https://www.joysound.com/web/search/song/151936

音楽なんてなくても死なない
悲しいぐらいにいまそれが目に見えてしまう
でも毎日毎日こんな生活のなかだからこそ
やっぱり音楽に救われる実感がある

どうしてもベッドから起き上がれないとき
嫌々家事始めるとき、眠くても眠れない真夜中
ひとりがさみしいとき、自転車漕ぎながらとか

iPhoneのボタンひとつで聞ける時代
憂鬱ないろんな瞬間、音楽が流れはじめると
なんとなくちょっとだけ大丈夫になる 

もう何枚も積んであるCDにレコードを
一枚ずつ再生するだけでステキな休日の完成

ラジオでかかった曲調べてみるのもいいし
誰かが作ったプレイリストかけて生活してみるのも楽しい

今聞いてる曲たちをいつか聞いて
この生活のことを鮮明に思い出すのだろう
ホットケーキがおいしく焼けたこと
オンライン上で乾杯したこととか
言いようのない孤独感と先の見えなさとか

家のなかで誰にも会わずしてそれでも
誰かを救えること、歌える人になりたかった
アーティストとかバンドマン、お笑い芸人
他にも漫画家とか料理人とかいろんな人たちに
最大のリスペクトと一生のコンプレックスを

歌えないにしてもなにかチャレンジしてみたくて
こうやって文章とか書いてみてる

なくてもいいことにされてしまうものたち
不要不急なものを大事に仕事にまでして
生きていたのだから、わたしはそれをずっと
見捨てることなく大事なものとし続けよう誓い



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