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イギリスで3月は母の日だよ、先輩ママたちからの助言があまりに現代風で笑った

世界中の母の日は5月の第2日曜日だが、こちら英国ではなぜか3月の第2日曜日である。毎年全世界に先駆けての母の日。今年も何もなく過ごしたのであった。(失笑)
母になって8年生。毎日可愛く元気な、ノンストップで元気な息子。こんな年齢だから言ってくれるんだろうな、と思うような愛くるしい言葉や態度に愛しさが増えていくばかりの子育てだが、先日私より15歳くらい上の英国在住日本人の先輩マダムたちとお茶をする機会があって、その時に3人の男の子を持つマダムに、

「男の子はね、ほんっと自分のことしか考えてないわよ〜。私がこれだけあの子や彼女のためにと朝も早くから準備して家訪れたっていうのに、お茶も出してくれなかったわよ。3人のうち一人くらいゲイの子がいてくれたら良かったわよ。うちに比べて〇〇のとこの長男くんは、ママとランチ、ママと買い物、風邪引いたら様子を見に来てくれる。あー羨ましいったらないわ。」

と言われた。大爆笑であった。とてもロンドン的な子育てや考え方だなと思ったからだ。私は息子に対して、女性を好きになってほしい、男性を好きになってほしいというような好みみたいなものは全くなく、とにかく幸せでいてほしいとだけは思っている。どこの母親もそうだろう。しかし先日観たイギリスのドラマシリーズ「One day」で、子育ては儚いものだなと思わされた。いくら両親が愛情を注いで毎日子どものことを心配しても、子どもは自分のことで精一杯、自分のことしか考えないものなのだ、と言うことを目の当たりにした気がしたからだ。振り返れば自分もそうだっただろう。今も自分の家庭、我が子のことで一生懸命だし。そのドラマは30年くらい前のイギリスが舞台なのだが、今もさほど変わらないと思う。イギリスの現実がありのままに描かれているドラマなのでオススメである。

実質子どもとべったり過ごせる時間は生まれてからの15年間くらいしかないのかもしれない。そう思うと私は息子とはあと7年くらいしかないのだ。何て儚いのだろう、毎日こんなに愛しているのに!(重たい!)親となった自分が一生背負っていくものが子どもで、生涯をかけて心配するのだろう。きっとそれが親というものなのだろう。

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