インディ公開初日
みなさまごきげんよう。
天然パーマに悪い奴はいない、ぽんぽん工房です。
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この毎回の掴みネタ、銀魂のサブタイトルっぽいなって思う。
さてさて劇場で観て来ましたよ。
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023/アメリカ)
公開初日です!
前回のnoteで書いた内容も踏まえて、感想を述べて行きます。まだネタバレはしません。
今回のnoteを読む前にこれも読んでおいてほしいな。
便宜上、各作品について以下のように記載します。
レイダース/失われたアーク→1
インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説→2
インディ・ジョーンズ/最後の聖戦→3
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国→4
インディ・ジョーンズと運命のダイヤル→5
先に結論から述べてしまいますと、非常に評価が難しいです。
正直に言って、100点満点の大絶賛とはなりませんでした。ですが、当然駄作でもありません。良くも悪くも今どきの映画っぽい画作りになっていましたね。
ストーリーや演出などの映画そのものは凄く良いんですけど「ココがこうだったらなあ」「ワイ将が監督だったらこうするなあ」みたいな部分がチラホラ。
総じて良かったけど痒いところに微妙に手が届かないという感想に落ち着きました。☆4~4.5くらいかな。今回も脚本にデヴィッド・コープが関わっているようですがクソシナリオになってなくて良かったです(この人の脚本は当たり外れが激しい)。
音楽がジョン・ウィリアムズなのは嬉しいポイントです。
ここからはネタバレを交えて振り返り、細かく掘り下げて行こうと思います。
これから観る予定の方はここでブラウザバックしてね!
これまでのインディシリーズはパラマウント配給でしたが、本作はディズニー配給。製作元のルーカスフィルムがディズニーに買収された影響です。
結論から言うと映画へのディズニー汚染は無かったです。良かったね。
パラマウントも関与はしてるみたいで、OPにロゴが出てきました。従来の作品ではパラマウントの山のロゴが実写と重なり、本編がスタートするのがお約束でした。
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これ
ところが今回は、ルーカスフィルムのロゴから本編がスタートしました。
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なんでそんなところで過去作との違い出してきたん?
本編の25年前である1944年から物語はスタートします。第二次世界大戦真っ只中で4よりも前です。
このセクションでは若い頃のインディ(ハリソン・フォード)とフォラー(マッツ・ミケルセン)が登場します。
このセクションはおよそ22分。若い頃のシーンで現ハリソンの出番を(尺的に)食ってしまうのでは?という懸念もしていましたが、そんなこともなくちょうどいい塩梅でしたね。
むしろオープニングの小さい冒険→メインストーリーという過去作と同じ構成を踏襲してくれていてプラスポイントです。
ちなみに毎回このような構成なのは007シリーズへのリスペクトだそうです。スピルバーグとルーカスには007みたいな映画を作りたい!という根底があったそうです。そう考えると3でのショーン・コネリー(初代ボンド)の出演も頷けるものですね。
舞台を1969年に移して本編のスタート。日常シーンを経て大学でのシーン。4まではマーシャル大学に勤めて副学部長にまでなったのに5では違う大学になってましたね。
「19XX年 (場所)」という字幕が出るのがシリーズ恒例演出だったと思うのですが、プレリュードセクションにも本編にもそれが無かったのは残念。初見だと時系列が少し分かりにくくなってしまっています。
過去作では大人気だったインディ教授の考古学授業ですが、アポロ13号に沸く世間の中では生徒たちも興味が無い模様。時代の移り変わりや哀愁の描写としては良かったと思います。
そして始まる冒険。長距離移動の際に世界地図に赤い線で移動経路が出る演出が引き継がれていたのは良かったですね。
旅の仲間にテディ(イーサン・イシドール)という少年がいましたが、明らかに2のショーティ(キー・ホイ・クァン)を意識したキャラですよね。ヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)の財布(だったっけ?)をスろうとしのを捕まえた、というのもショーティと全く同じ。
敵の一味に脳筋担当の大男がいたのは◎(オリヴィエ・リヒタースというボディビルダー出身の俳優、身長218cm!)。1~3のパット・ローチ、4のイゴール・ジジキン(ドフチェンコ大佐役)の系譜です。
どうせならインディに殴り倒して貰いたかったところですが、70歳のおじいちゃんインディには無理だったのかな…。
中盤のカーチェイスは「インディっぽい」シーンでした。予告編でも使われていましたね。
ハリソンがどこまで演っているのかは分からないけど、見応えのあるシーンでした。
シリーズ恒例の生き物の大群。1ではヘビ、2では虫、3ではネズミ、4では軍隊アリが登場しましたね。
今回も登場するにはするのですが、どうにも消化不良。最初にウナギの大群、次に虫の大群が登場しました。
比較的短いシーン2つとなっており、虫に関してはネタが2から使い回しのため引き立ちにくくなっています。虫シーンはいらなかったと思う…。
ウナギは水中ということでちょっと見にくいのが難点ですが、今までに無かったので目新しさはあります。
クライマックスでは主題となる遺物を追いかけようとした敵陣営が、その遺物の超常的な力により命を落とすのが常。
今回のフォラーを始めとしたナチ残党軍は飛行機の墜落で死亡。ダイヤルの力で紀元前に来たことが原因ではあるのですが、ダイヤルが直接の死因では無いよなーって。
紀元前の世界でインディとヘレナがアルキメデス(ナセル・メマルツィア)と邂逅するシーンは3の老騎士とのシーンを思い出しました。
インディが紀元前の世界に残ると言い出したシーン。本作の触れ込みは「インディ最後の冒険!集大成!」だった為、残ることで冒険を終えてもおかしくない場面でした。
ただ、僕は観ている間ずっと「頼むから残らないでくれ!」という思いでいっぱいでした。ここで残ってしまうとTVシリーズ「若き日の大冒険」に登場する93歳の老インディと整合性が取れなくなってしまうからです。TVシリーズを無かったことにしないでくれ!という気持ちでした。
最終的にヘレナに強制送還されたので一件落着ですね(笑)。
マリオン(カレン・アレン)の登場もワンチャンあるかな?とは思っていました。劇中でマリオンとは離婚調停中という説明がありますが、ティザービジュアルの時点で左手の薬指に指輪が映っていた為、マリオンとは完全に切れていないことは推測できました。でもなんで吹替は土井美加じゃなかったんやろ。戸田恵子も1でやってたみたいだけど…。
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お分かり頂けるだろうか。
あと今まで左にかけてたバッグを5ではなぜか右にかけてるんだよね。なんでだろ。
逆にマット(シャイア・ラブーフ)の登場は厳しいかなと思っていました。素行不良でハリウッド干されてるでしょ。大作映画にはもう出てないよね?僕が知らんだけ?
文句も結構書いたけど良い作品ではありました。2時間半という長尺もダレずに楽しめましたしね。
僕が人生で1番好きな映画、インディ・ジョーンズシリーズ。この映画を好きになってくれる方が1人でも増えたらいいな。
それでは。
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