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44年間知らなかったんですが。

私、皆が数字が色に見えたり、音や言葉や感情や匂いは色に見えたりしているんだと思っていました。

昨日のこと、人の周りに見える色について夫が色々な人に話をしてくれるおかげで、ありがたいことに「見て欲しい!」と言っていただける方がいてくれて、色を伝えるだけではなくて、色を形にできないかなーと。
最初は口だけで伝えていたのだけど、石の色で伝えたり、ペンで色を塗って伝えたりしていました。

あるご夫婦の色を伝えていると、身体の中でも色が変わっているところがあり、冷たい感覚が流れてきたのでもしかして、今不調なところではないかなと感じ、夫にそれを伝えて良いか確認しました。

すると夫が、「見たままを伝えて!」と言ってくれたので、全て伝えることにしました。

夫が、出来上がった絵を写真で撮り、早速ご夫婦に送ってくれると、「全て大当たり」と。不調も当たっていたそうです。

すごく身につけてほしい色があり、その色を伝えると、夫が早速その色の糸で、ご夫婦のお守りにとアクセサリーを作ってくれました。

夫作


そこから、色々な方が「見てほしい」と言ってくださり、どう表すかを考えて、趣味で続けていたアルコールインクアートで表してみることにしました。

白い部分は名前を消しました

お店に飾ってくださるとのことだったので、お名前を書いていますが一応消しておきます。写真は使用OKいただいています。

こんな感じで作成をし始めると、夫からも「こんな感じでみえているんだ!おもしろー!」と言ってもらいました。

そこから、とても素敵な色を放っておられたアーティストの方をどうしても表現したくなり、思い切って描いたものを見ていただきました。

こずみげんたさん

そこでいただいた言葉。

「共感覚」ってやつかもしれへんな。
俺にはないねんけど-。
悩んでいる人の役に立てるんじゃないかなー。
・・・・・・・・・(たくさん素敵な言葉が続く・・・)

え?なんですか?『共感覚』って?

と調べ始めると、あまりにも自分のことを言っていて、かつ、23人に1人の能力ということも知り、「え?みんなこんなふうに見えていないの?」ということを初めて知りました。

さすがに、人の周りの色に関しては、「あの人なんであの色の服着ているんだろう。全く違う色なのに」と感じていることに対しても、夫から「いや、普通みえへんから」と言われ続けて納得はしていたんですが、数字や言葉や音や感情にみんな色ついていないの!!??

めっちゃびっくりしました。

共感覚について、瀧澤 友美先生の論文が分かりやすいので参照させていただきます。
76205701.pdf (core.ac.uk)

感覚は「五感」という言葉で示されているように、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚のそれぞれ が独立したものとして捉えられている。共感覚とは、例えば音楽を聴くという刺激に対して聴覚 だけではなく、その一つ一つの感覚が独立せずに他の感覚も同時に生じてしまう現象である。 例えば音楽を聴くと色や光が視える(色聴)、文字や数字を見ると色を感じる(色字)など、 上記の感覚のほか姿勢、温度差など、共感覚者によって感覚の感じ方は多様である。共感覚者は 物心ついた時から共感覚を持ち、その感覚はすべての人が持っていると感じるくらい自然である といわれており、幼少期にふとしたきっかけでその感覚について語った時に、はじめて自分は特 殊であるということに気づくケースが多く、からかわれたり、精神疾患者扱いをされたりして口 を閉ざしてしまうことが多いといわれている。 共感覚とは 共感覚はイギリス英語ではsynaesthesia、アメリカ英語ではsynesthesiaと表記され、ギリシ ア語の「統合」(syn)と「感覚」(aisthesis)を合わせたものであり、ひとつの刺激された知覚 だけでなく、他の領域の知覚も同時に生じる現象である。通常は「3」という数字を見たら「3」 と知覚するのみであるが、共感覚者は「3」という数字に「黄色」などの色も知覚する。また、 ハ長調の曲を聴いた時、「ハ長調の曲」と認知すると同時に「青」などの色、また情景などが浮 かぶ場合もある

瀧澤 友美先生

わー。

私、人の顔を覚えられないのですが、その人の色でほぼ覚えていましたー。
なのでよく、「あの人強面で怖いよね」って友達が言っていても、「なんで?綺麗な色やから大丈夫よ」って仲良くなるから不思議そうにしていました。

④ 記憶の助けになる。 共感覚者は数字や音調、人の名前などを色などの感覚と結びつけ、記憶の助けにする。
⑤ 感情・情動をともなう。 共感覚者は共感覚に伴う感情が、直接好き嫌いに影響する。例えば色字共感覚者の場合「5 の色が汚いので5は嫌いだ」などである

瀧澤 友美先生

まさにー。
よく夫に、「カレンダーでなんで5が緑なんだろ?違うよね」とか言って??の顔をされていた原因がやっと分かりました。

納得。

おもしろいなー。

この感覚が、人と違ったんだなーということを知った今、「何か人のお役に立てることはないかな-」と考えています。

例えば、先日、夫が友人のことを心配していて、「ちょっと色をみてほしいんよ。ほんで、何色を身につけたらよくなるかな?」と聞いてきたので、写真を見せてもらうと、色がくすんで見えました。私が「何か、お金関係でしんどいことがありそう。多分、本来の色を身につけるといいんじゃないかな」と、その人の綺麗な色を表す石を選んで、夫がネックレスを編みました。

たまたま、バーベキューで会う機会があり、その友人にネックレスを渡しつけてくれた途端に、パーッ!!とその人の色が変わりました。すごく嬉しそうで、その後、実はそのとき、ある人にお金関係でいいように使われていたことが分かり、少し人間不信になってしんどくなっていたようで、アクセサリーを身につけてから、すごく身体や心が楽になったようです。

本当にたまたまかもしれないけれど、私も夫もそのことをすごく喜んで、こんなふうに何か誰かの役に立てることはないかなと、ずっと2人で考えています。

夫が友人に作ったネックレス

この不思議な自分の能力をたくさんたくさん人のために活かしたいです。


あとがき的感想

ネックレスを身につけた時の友人の笑顔が忘れられない。

そこから夫は、この友達は何色?何つけるといい?と聞いてくれて、たくさんの作品を作り、人に喜んでもらっています。

私は、その夫を見ていることが大好きです。

たくさんたくさん色で笑顔にできますように。

「笑顔は世界を救う」

また、お伝えします。

藤井千恵

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