見出し画像

倒産、そしてブラックリストに

浪費ばかりの伯父はどんどんエスカレートして
会社のお金を使い、いつの間にか借金まみれになっていました。

祖父と祖母が一代で築きあげてきた会社、
父が毎日毎日汗水垂らして働いた会社は
多額の借金を抱えて、返すことが難しくなり
あっというまに自己破産することになりました。


それだけでは無かったのです。

人の良い父は、兄(私の伯父)のためと思い
保証人としてハンコを押してしまっていたのです。
母が私の学費にしようと思っていたお金、1000万円近くはなくなりました。


そしてブラックリストに乗り
私たちの家は差し押さえられたのです。

まだ小学生だった私には何が起きているのか、家族がどうなるのか全くわからずただ不安で不安でたまらない日々でした。
家に帰ると2人の男が家の前に立っていて、家の中に入ってこようとしていました。

どんどんと強く扉を叩く音が響いて、「いるんやったら出てきてやー」とよくテレビで見ていた借金取りのあのワンシーンそのものが、自分の家にも来ていたことをうっすらの記憶で覚えています。

恐怖で声を出すことも怖かった。
居ないフリをしてひっそりと静かに暮らしていた
その記憶しか残っていません。


もともとお酒が好きだった父は更にお酒の量が増えて、毎日毎日仕事も無いので昼から飲んでいました。

母との喧嘩も増えていきました。


絵に描いたような、転落人生がここから待っています。
習い事をさせてもらい、すきなお洋服を着せてもらい、旅行、食事なんでも欲しいものは得られた幼少期でしたが、

家は差し押さえられ、家族喧嘩は絶えず、先が真っ暗でこれからどうなるのかわからない、不安が重くのしかかっていました。


✍️最後まで読んで下さりありがとうございます!
♡すき♡励みになります!
良ければフォローもお願いします〜🌞🌱

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?