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キャラクターの自意識

これまでの人生で多くの人に出会ってきた。その中でアニメの中のキャラクターかと疑うほど「自分」が強い人がいる。めっちゃクール、低い声でぽつりぽつり語る人、テンション高い人、おどけふざけ続ける人。
そういう人を見て、怖さと羨ましさを感じている。
この記事を読んでる僕本人を知っている人は、僕もふざけるときあるでしょ?と思うかもしれないが、僕は気の知れた仲間の中ではふざけるときもあるが、場をわきまえてる。僕が今話しているのは、場所に関わらずキャラクターが一貫している人。キャラクターが固定化できている人のことを言っている。

この前会った初対面の女性は、底抜けに明るかった。
「私、ゲラなんですw」と言いながら自分の発言にも他人のちょっとした発言にも大声で笑っていた。羨ましい。そんだけ感情を爆発させれたら人生楽しいだろうなぁなんて思ってた。
それと同時に怖さも感じた。この人は「初対面」という感覚がないのだろうか。今までの人生で関わってきた人たちみんなに「明るい人」とラベルを貼られ、それが良いと思ってそれを信じ、演じ続けているだけではないか。なんだか見ていて深さが見えないというか、逆にその明るさの裏に大きな悲しみがあるんじゃないか。なんて思えてくる。
まぁ本人は何も考えてないだろうが、僕はそこに恐怖心を抱く。

冒頭でそういう人たちが「羨ましい」と記したが、そういう人たちにはなりたいとは思わない。アニメの中の個性爆発主人公というより、心から寄り添えるモブキャラでありたいと思う。

兎にも角にも、僕はこれからもグズグズ悩み続けていくのだろうと思う。


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