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ぷらぷらり日記 2022.10.26 大阪府吹田市江坂

ちょっとばかり新大阪あたりに用事があったのですが、ついでに普段あんまり行かない江坂えさかにでも行こうと思いたちました。

江坂というのは大阪の吹田 すいた市の中でも都会的なところですが、なんとなく縁がなく、わりと未知なところなのです。

この写真じゃわかりにくいと思いますが、都会感があるのです。

新大阪から御堂筋みどうすじ線で2駅。地下鉄の駅なので地上からはその本体は見えず、すぐそばに高架道路が走り、歩道橋も据え付けられているので、初見だとどこがどこなんだかわからなくなりそう。

ていうか、さっそくどっち側が江坂公園に続くのかわからなくなった。後で地図を見れば、そんなに複雑な構成ではないんですけどね。周りに巨大なビルもあり、視界が狭いので。

この周辺だけ落ち着いた一角。

気を取り直して江坂公園へ。

リニューアル工事の予定があるらしく、園内にレストランやカフェができる模様。

階段式の噴水がなんとも特徴的です。オーバーフローし続けている。いやー、水が流れる音っていいよね。近くは完全なオフィス街なので、まさに都会のオアシス。

暗くてわかりにくいけど、SNKの社屋。旧SNK時代も江坂に本社があったが、違う住所だった。

江坂公園の向かいの路地には、ゲームメーカーのSNKの本社ビルがあります。

といっても、かつてのSNKは2001年に倒産しており、その株式会社プレイモアが権利を獲得、プレイモアがSNKプレイモアに改名後、さらに社名をSNKと改め、現在に至る。なので、1990年代のSNKと現在のSNKは別会社。ややこしい。

自分は格闘ゲームに詳しくないのでよくわからないのですが、格闘ゲーム『KING OF FIGHTERS』のポスターが貼られていました。

かつてはこの近くにSNK(2001年に倒産した方の)が運営する大規模なゲームセンターがあり、格ゲー愛好家たちの聖地だったそうな。

さて、ここから15分ほど歩きます。飲食店だらけの賑やかな通りを抜けて、豊中市へと繋がる国道479号線へ。

ダスキンの社屋の一部。

豊中とよなか市との境目あたりに天竺てんじく川という河川があるのですが、その少し手前に位置するのが、このダスキンミュージアム。ダスキンとはあの、おうちの掃除をしてくれるダスキンです。

思いっきりダスキンの社屋のビル内にあり、入り口には看守のおじさんがいます。なんだか物々しい。もしかして部外者立ち入り禁止なのか……?と一瞬どきまぎ。

「入っていいんですかね?」とおずおず尋ねると、さらっと「どうぞー」と軽い反応。

で、このダスキンミュージアム、ビルの2階にあります。

1955年にアメリカのマサチューセッツ州ボストンで創業。

では1階は何かといえば、ミスドミュージアム。ミスドというのはもちろんあの、いいことあるぞおお、でお馴染みのミスタードーナツである。

なぜミスドとダスキン?と思いますが、日本国内のミスドはダスキンの運営なのだそうです。途中で母体がダスキンに代わったとかではなく、1971年にミスドが日本に上陸した当初からずっとそうらしい。

ちなみに、ミスドはアメリカ発祥なのですが、現在の本国アメリカではダンキンドーナツというチェーンが猛威を奮っており、ミスドは消滅状態なのだそうです。

ダンキンドーナツは世界最大のシェア率を誇るドーナツチェーンで、ミスドも元々はこのダンキンドーナツから独立してできたチェーン店です。

このあたりの事情はかなり複雑なので、興味のある方は実際にこのミスドミュージアムに訪れるか、ググってください(丸投げ)。

各時代の雰囲気も楽しめる。

アメリカで生まれたミスタードーナツが日本に上陸してから50年あまり、いかに店舗展開を拡げてきたかが展示で説明されています。

特に圧巻なのが、現在までのすべてのミスドの店舗の写真が、閉店済みのところも含めてズラッと館内に貼られていること。天井までズラッと。

備え付けのタブレットで各店舗の情報が検索できます。あそこ2006年に閉店したのか……、とか、あそこ1981年からあるのか……とかがすべてわかる。

所さんのグッズもあったらしい。

各時代の主だったメニューも展示。

気になったのがこれ。明石家さんまさんのイラストが銘打たれた「さんまのバケツ」なる商品。

1985年の9月から10月にかけて、さんまさんがおすすめしているミスドのドーナツを8つ買うともらえたそうです。自分の世代だとミスドのイメージキャラクターというと所ジョージさんの印象が強いのですが、さんまさんとコラボしていた時期もあったのですね。

あと、ポン・デ・リングがミスド発祥というのには驚いた。じゃあコンビニで売られているあの形状のドーナツって全部ミスドのパクr……、いや、それもそうだが、2003年のデビューとそれなりに最近の商品なのにも驚いた。ふつうに大昔からあるものかと。

昭和末期にはすでに粘着カーペットクリーナーがあった。

エレベーターを上がった2階は、看板に書いてあったようにダスキンミュージアムとなっています。ここでは、お掃除グッズの今昔を見ることができます。

現在はコロコロと呼ばれているやつは、粘着カーペットクリーナーというのが正式名称らしい。お掃除ワイパー的なやつは、ペーパーモップという。  

ペーパーモップが1994年デビュー(最初に発表したのは花王)というのは、まあそんなもんかな、と言う気がするが、粘着カーペットクリーナーは1983年の時点で存在したのか……。粘着カーペットクリーナーのほうが現代っぽい雰囲気があるが(※個人の感想です)。

よくあるシュッシュするやつ。

例のアレが蔓延して以降よく見かけるようになったこれは、スマートディスペンサーというのが正式名称。リース契約だったんだこれ……いや、まあ、そりゃそうか。買い取ったらいくらぐらいするんだろうな。

そんなに大規模ではありませんが、無料(ドーナツ作り体験などのイベント参加は有料)なので、フラッと暇潰しに来ると楽しいと思います。

ドーナツ作り体験はたぶん基本的にファミリー向けだと思いますが(ひとりでの参加は不可らしい)、お子様のいらっしゃる方は試してみると楽しいかと(600円/人)。公式サイトに予約フォームがあります。

ルー○ー?……?スヌー○ー……?ピーナッ○……?

おまけ。江坂公園の草むらに埋もれたイラスト。犬のフンは持ち帰りましょうということを伝える看板。   

それは良いのですが、なんかこの犬、アメリカの某有名コミックの犬を……、いや、よく見ると犬はあんまりあいつに似ていない。問題はこの女の子だ。チャーリー・ブラ○ンにいつも意地悪してくる、ライ○スのお姉ちゃんのあいつっぽい……?いやでも、よく見たら髪型だけかな……?

いちおう川べりだけど、隣に高速道路が走っていてそっちのほうが目立つせいか、あんまり浜感がない。

おまけ2。海からはかなり遠いし、川は確かに近くにあるけどそんなに大きくないのであんまり浜っぽくないけど、このあたりは浜という地名。 

その浜の標識の向こうに狙ったかのように立地するはま寿司。実際に狙ってこの住所にしたのだろうか。


雀荘もある大人の遊び場。

おまけ3。めちゃくちゃ'80年代の匂いがするビル。ビリヤードは現在も営業中。1階のタバコ屋は完全に改装。全身もみほぐしテナントもあり。温故知新である。

サウナはたのしい。