見出し画像

ガム(チューイングキャンディ)→メントス→ミンティア

現在はガムといえば糖衣状のものが主流で、細長くて平べったい形の「板ガム」と呼ばれるものは減りましたが、自分が子供のころはまだまだお菓子コーナーにたくさん並んでいて、中には明らかに子供ウケを狙ったものもありました。

そのひとつが、ロッテから発売されていた、キャラクターもののガム。正確にはガムではなくチューイングキャンディという扱いで、それゆえに飲み込んでもかまわないという仕様。

板ガムが衰退していっている中で、現在でもポケモンやきかんしゃトーマスなどのものが健在のようですが、自分の世代だと、忍たま乱太郎や爆走兄弟レッツ&ゴーなどのものが発売されていました。その前か後か忘れたけど名探偵コナンもあったと思う。

商品に付いているバーコードを何枚か集めて送ると、けっこう豪華なものがもらえました。

忍たま乱太郎の時は本物の腕時計だったのですが、これが届いた時はかなり興奮しましたね。

時間が昔の漢数字で書かれていて、なかなかかっこよかったのです。あと、LEDが内蔵されていて、暗闇で光らせることができる仕様でした。抽選だったか応募者全員サービスだったか忘れましたが、応募者全員だったら太っ腹だったなあ。

それは良いのですが、問題は、このガムっぽいチューングキャンディのおかげで、ガムは飲み込めるものだと勘違いしていたことです。

もともと自分は、飲み込んで吐き出すタイプの食べ物が苦手でした。スイカは先にできる限りの種を取るし、みかんの中に種があったらもうパクって食っちゃうし、梅干しをカリカリするのはもう生理的に無理。物心ついた頃にはそうでした。

だからガムの正式な食べ方を知った時も「マジかよ」と思ったし、ゴミ箱ならまだしも、口に入れたものをペッと路上に落とす輩がこの世に存在することを知ってからは余計にダメになりました。

路上喫煙は厳罰化され、路上飲酒も好ましくないとされている昨今ですが、路上ガム吐き捨てを最も取り締まっていただきたい。


そんな自分にとって衝撃的な存在だったのがメントス。

ガムでもなくキャンディでもないこのお菓子を初めて食べたのは、忍たま乱太郎とかレッツ&ゴーに夢中だった頃よりも後だと記憶しているのですが、Wikipediaによると1978年から販売されているそうな。

それまでたまたま出会わなかっただけのようですね。しかしメントスのWikipedia、メントスコーラの考察文が大半を占めていてカオスだ。

今でも他に類を見ないお菓子ですが、これはソフトキャンディということで、キャンディ扱いなのだそうです。舐めるわけではなくてもキャンディらしい。

オランダから輸入したというのも、世間知らずの小学生には魅力的でした。

テレビCMにも外国人の方がよく出ていて、特に印象に残っているのは海で溺れかけている女性を男性が助けるというもの。「ジャッキー!」「マチュルァァァァ!」「メントスが3個ふえたら」……25歳以下には伝わりませんね。すみません。

ちなみに現在は3個ふえた状態(14個)がデフォルトなので良い時代ですね。コーラに入れて爆発させて楽しむことも可能ですが、公式がそもそもメントスコーラ味を出しています。ええんか。


ヨーグルト味が大好きでしたが、いつのまにかラインナップから消えてからはメントスとも疎遠となり、今ではミンティアのドライハード味をキンキンに冷えたアルカリイオンの水で流し込むことを日課とする大人になりました。今日も健康です。








サウナはたのしい。