ぷらぷらり日記 2021.10.18 新木津川大橋周辺
前回は大阪環状線の芦原橋駅で下りましたが、今日はそのひとつ前の大正駅で下り、バスに乗って大運橋通とかいうところまで来ました。
ビジネスホテル船町(おそらく改装中)があります。大きな運の橋ということで、なんとなく幸せになれそうな産業道路です。物流トラックがいっぱい。車好きのお子様を連れて歩くのにおすすめ。
自分は大人ですが、マインド的には車好きのお子様なので、わりとたのしい。
その大運橋通と大正通との交差点付近にある現代的な銭湯、ゆぽぽ大運橋温泉。
変わった屋号ですが、浴槽もまたなんだか不思議な感じでした。半地下みたいなところや半2階みたいなのがあるのはともかくとして、とにかく階段が多い。
そんなに広くはないのですが、3階建てみたいな構造のおかげで実際よりも広く見える。
露天風呂の奥は打たせ湯があって、ボタンを押すと一定の時間ジャーっと湯が降ってくるよくあるタイプなのですが、ここの打たせ湯、長い。丸2分くらいジャージャー流れっぱなし。勢いが良い。
打たせ湯は地域によっては廃止になっているそうですが、今のところ大阪府内では廃止されていないので、この打たせ湯には長生きしてほしい。
湯上がり後は、大正通をぐんぐん進み、だんだん住宅地から遠ざかり、工業地帯っぽくなっていくのを見届けながら歩きました。
すると橋に辿り着きました。川には船がいます。ていうか船が近い。近すぎる。
この橋から船着場へと伝う階段が設置されていましたが、もちろん部外者が入ってはいけません。この橋の名前は大船橋。そのまんまですな。
大船橋を渡った先には、このような石碑が。ここはかつて飛行場だったようです。
船とか飛行機とか、物流の町だったんだなあ。現在はその物流の多くは車が担っているみたいですが。
……ここでやっと気がついたんですが、大運橋の「運」というのは「luck」の意味ではなく、「運送」の「運」なんだわな。
木津川飛行場は大阪飛行場とも呼ばれ、かつてはこの付近の約39万平方メートルが敷地だったそうですが、1939年に伊丹空港ができた際に閉鎖されたそうです。
伊丹空港は当初は大阪第二飛行場という名前だったそうですが、それはこの大阪飛行場が既にあったからなんですね。
飛行場跡を囲い込むようにして、新木津川大橋という変な橋が聳え立っています。1994年の施工らしい。
ちょっと説明しづらいのですが、地図上だとこんな感じ。
ぐるぐる周りながら上がっていく、螺旋階段っぽい構造になっています。地図上だと余計わけわかんねえな……。
プラレールに坂道曲線レールみたいなのあるじゃないですか。あれが延々と繋がっているような感じというか。イオンモールの駐車場出口のスロープが無限に続いているような感じというか。
地元の方々からは「片メガネ」と呼ばれているそうな。
写真だとよくわからないと思いますが、この円形道路、それなりに距離が長い。
しかも景色が変わんないからつまらない。物流トラックもう飽きた。
約20分ほど登り、ようやく終わりが見えてきた。
なかなか良い眺めです。大阪市内の東側一帯くらいは見えているんじゃないですかね。遠くの方に山合いがあるので、双眼鏡があれば生駒山とかも見えるのかもしれません。
もっと天気が良くて風のない日にまた来てみたいと思いました。この橋を越えれば住之江区で、どうやら歩いて住之江公園まで行けそう。
というわけで、来ました。
新木津川大橋の上りが長かったからか、下りの道からここまでは近く思える(実際はそんなに近くはない)。
おまけ。ちゃんと文字列もソーシャルディスタンスを保っている。
おまけ2。
新木津川大橋の大正区側を取り囲んでいる中山製鋼所。金属加工工場ですが、かなり大規模です。タンクの錆び方がすさまじく迫力があって、夜とか映えそう。
サウナはたのしい。