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ぷらぷらり日記スペシャル 大阪市旭区の公園をコンプリートしてみよう(後編)

さて、6月も終盤に差し掛かりましたが、今週はどうやら梅雨の中休みということでお日柄も好く、絶好の公園日和ですね(※もう関西は梅雨明けしたし、7月に入っていますが、公園コンプリート3周目を実践したのは6月27日、この冒頭部分を書いたのは6月末です)。

大阪市旭区の公園をコンプリートするという、誰が得するのかさっぱりわからん、実際にやってみると結構めんどくさい(オイコラ)計画。

2日かけて28軒を回ってきました。

もうそろそろ、旭区の地図を見すぎて、だいたいの位置関係は把握できるようになってきています。なんとか今日で終わらせたいもの。

さっそく、サクサクと行きましょう。

【リスタート】JR城北公園通しろきたこうえんどおり

実際は、線路沿いにこんなに花はないなあ。

前回のゴールは、京阪電車の森小路もりしょうじ駅の付近でした。

予定では、3回目に当たる今回は、この森小路駅からスタートするつもりだったのですが、ここに来て、取り逃している公園が2軒あったことが判明しました。

まずは、第1回(前編)で訪れた江野公園の南西、中宮という地名の場所にあるところです。

ここ、どの駅からもアクセスが良くないのですが、いちばん効率的なルートを考えたら、結局は城北公園通駅なので、3回目の今回もここからスタート。

【29】中宮1公園

高速道路をバックに噴水を見る。
マンション地帯と直通。

旭区民センターに隣接している公園。

公園というより、遊歩道に繋げて作られた広場という感じ。噴水が印象的ですが、逆にいえば、それ以外は特に何も……。

すぐ近くに城北川があり、その向こうはマンション地帯。地域民のための公園……って、公園はどこもそうか。

中宮の2丁目には江野公園しか確認できないし、その北となるとクソデカい城北公園しかなくなる。よって、中宮2公園や中宮3公園は存在しないようです。というわけで、中宮には10分も滞在することなくグッバイ。

もし中宮に他の公園が存在したらすみません……。

【30】大宮南公園

ブランコが旧式。
屋根がオシャレだけど、これでは雨を完全に凌げない。

実はここも取りこぼし公園。大宮地区はわりと近くに集中して公園があるんだなあと思いきや、不覚にもここを見落としていた。

第1回で神徳しんとく温泉に寄った後のルートで行けたところなのですが、高速道路を超えたところにあってわかりづらい江野公園に気を取られ過ぎて、スルーしてしまった。

ちょっと古風な公園。何がどうというわけでもないのだけど、絶妙ないなたさがある。園内には、自分以外にはおじさんがひとりだけ。中宮1公園の川縁の方が、よっぽど人が多い。

立地的にはここの方がアクセスが有利なのですけどね。なんだろうなあ、この寂寥感。

【31】新森北公園

この遊具がある公園はそれだけでポイントが高い。
写真だと絶対にわからないけど、実際はこの裏側にはちびっこたちがたくさんいます。

城北川から20分ほど歩いて、本来のスタート地点の予定だった森小路駅を抜けて、新森という地区に入りました。

フツーの住宅地のフツーの公園ですが、木の割合がかなり高い。

日陰が多いのでこの時期は助かるけど、日焼けしたい人には不向き。日焼け目的で公園に行く人が存在するのかどうかはわかりませんが……。

【32】新森中央公園

キリンさんの滑り台。しかし三角コーンで取り囲まれている……。
旧式ブランコはおそらくいずれなくなるので、撮れるうちに撮っておく。

新森地区ではいちばん大規模な公園。

キリンさんの滑り台が印象的ですが、工事中?で現在は使えない模様。使えたら滑っていたのかというと、滑っていませんが……。さすがに他人の視線が痛い。

ブランコのスペースがかなり広く取られています。ていうか、ブランコの話ばっかしていますね自分。

もうね、公園という概念に飽きてきているのですよ。早く終わんねえかなとか思い始めた。自分で勝手に始めたことなのですが……。

【33】新森東公園

左の遊具はどうやって遊ぶものなのか。
おまえらは人じゃねえだろ、などと考えてはいけない。

他で見たことのない謎の遊具があるのですが……なにこれ?雲梯うんていの一種かな?

幼稚園がすぐ近くにある公園は、やはり賑やかである。

昼の3時になぜ自分はここにいるのだろう。

園児たちの憩いを邪魔するわけにはいかないので、旭区人権啓発推進会の看板を撮って、逃げるように去りました。何者なんだ自分は。

【34】清水南公園

このあたりは旧式ブランコが多いな。

もうね、公園を30軒以上も回っていると、「あれ?ここ、前に来たことなくね?」みたいな感覚に陥ってくるわけですよ。これ、高殿たかどので見たやつと何が違うんだ?とか感じてしまった。

最初は、ブランコの形式やらジャングルジムが存在することに盛り上がっていましたが、だんだん惰性になってくる。

この公園もまた賑やかです。写真は他人が映らないように撮っているので全く伝わりませんが、反対側では黄色い声が響いています。

こっち側が不人気な理由は、おそらくベンチが砂だらけだからだと思う。たぶん。座れねえ。

【35】清水中公園

個性派な滑り台。
なんだろう、この空間。

滑り台がアバンギャルドな公園。階段が滑り口と同じ側に付いているタイプというのは初めて見た。

通常の階段とは別に、アスレチックな階段が付いているのも斬新。裏側にもなにやらギミックがあったらしいけど、残念ながら現在は使用禁止。

なんとなく、空間を持て余しているような感じもします。あと2ヶ所くらいベンチが置けるのではなかろうか。いちおう、入り口のあたりに座れるところはあるんですけどね。

【36】清水北公園

カーブを描く滑り台。
もともとあった屋根を取り払ったのかなあ?

またもアバンギャルド滑り台に遭遇。清水中公園と清水北公園は、いかにヘンテコな滑り台を作るかで競い合っているのだろうか?

しかし、この滑り台の世界観はさっぱりわからん。滑り口がなんとなくバナナっぽいけど、これは狙ってやったものなのか、たまたまなのか……。

砂場の壁には、虫たちのイラストが添えられています。

普通こういうところのイラストは、象とかキリンみたいな動物だと思うのだけど、この公園は爬虫類を推しているらしい。

めっちゃくちゃ入り組んだ住宅地にある公園で、今までで最も地理的な難易度が高かったです。地元の人しか知らない公園だと思うし、地元の人でなければ基本的には行くべきではない公園だとも思う。

【37】今市いまいち公園

梅が植樹されているらしいのですが……。
わりと新しそうな電話ボックスの存在がなんか浮いている。


今市商店街の外れにある公園。

人通りの多い千林せんばやし商店街と違って、こちらは昼間でも静か。正直なところ、どうにも寂しい印象があります。シャッターの閉まっている店舗も多い。

そんな閑散とした商店街の真裏でも、地元の子供たちは元気だ。邪魔をせぬように電話ボックスを撮って退散。

今市商店街の中にあった現代マンガ資料館というのが気になったけど、どうやら閉鎖中の模様。

マンガの資料館というより、戦争や歴史のことを描いたマンガで学習したり、絵本や絵画を展示するために使われていた場所らしい。

【38】太子橋たいしばし西公園

やっぱり公園に誰が置いていったボールとバットがあると映えるな。
見かけより広め。

さて、旭区の地図がもう数ピースで埋まります。旭区のすべての区域を回ったので、いま旭区検定試験を受けたら、少なくとも地理問題に関してはパーフェクトでしょうね。たぶん。

というわけで、懐かしの太子橋西公園へ。第1回で訪れた時は整備中だったため、後回しにしていた公園。

数週間前に整備の場面を見ていたからか、綺麗になっているような気がします。

誰のものかわからないボールとバットが置かれ、ブランコ(旧式)では立ち漕ぎする小学生男子。古き良き公園という感じがする。蟻の多さも含めて……。

園内に自販機があるのですが、ここじゃ落ち着いて缶コーヒーは飲めないな……。

【39】太子橋たいしばし中公園

ロープジャングルという遊具らしい。
埼玉県から大量のイチョウを買い付けたのだそうで、秋は素晴らしい紅葉が見られるらしい。

久々のクソデカ公園。

城北公園のように直通で繋がっているわけではありませんが、淀川河川公園がすぐ行ける距離にあります。公園から堤防が見えるくらい近いので。

ここで目を引くのは、なんといっても、逆三角形の本格的なアスレチック遊具。縄を伝って登っていく、ジャングルジムの変形版みたいなもの。

安全面の配慮からか、そんなに高さはありませんが、小学生なら充分に楽しめるでしょう。ていうか、大人でもやってみたくなるな、これ。やること自体はボルダリングとだいだい同じだもんな……。恥ずかしくてやらなかったけど。

城北公園を巡っていた初期の頃は、なにこの公園クソでけえなオイ、とテンションが上がっていたものですが、39軒目ともなると、ある程度のパターンが読めてしまい、だんだん自分の中からイノセンスが失われていくのを感じます。

あの頃は良かった……。まだ、公園に素直に感動できていたあの頃……。

木々に囲まれて、しみじみと感慨に耽り、20分くらい無意味に散策していくうちに、やっぱこの公園クソでけえし、いったん奥のほうに行ったらどこが出口かわからねえ……。くっ……。やるじゃん……。

と、少しだけイノセンスを取り戻しました。テキトーに歩くとなんか市営住宅地に出たので、たぶんそこが出口なのでしょう。

【40】太子橋たいしばし東公園

対象年齢は低め。
太子橋のこのあたりは、もともとは橋寺町という地名だった。

旭区の最東端にある公園。3日に亘って行ってきたこの計画のラストを飾る公園です。

そんな公園に対して、こんな感想というのもなんですが、特に印象がない……。フツーの地元に根ざした公園という感じ……。

ひとつ前のクソデカい太子橋中公園を大団円に持ってきたほうが、記事として綺麗に収まったんじゃないのか……などとも思ったりしますが、それではあまりに太子橋東公園が不憫すぎますよね……。

太子橋東公園の良いところは、向かいがマックスバリューだということです。いつでも買い物にいけます。というか、あまりにも唐突にイオンの看板が出てきて、結構びっくりする。

というわけで、長かった旭区の公園コンプリート計画は、この地にて終了です。

別に狙ったわけではありませんが、ちょうど40軒でゴールとなりました。

細かくいえば、マンションや市営団地に付属の公園や、学校に付属の公園などもありますが、どこまでが私有地かわからなかったり、はっきりと部外者立入禁止と書かれていたりしたので、そういうところはカウントしていません。

達成感があるのかというと、正直にいって微妙です。

地図を何度も見ましたが、それでも取りこぼしがあるのかもしれないし、なにより、公園をコンプリートしてなんになるんですか……?
などという本末転倒な気持ちが途中から芽生えはじめていました。

なので、またこういうことをやりたいかというと、少なくともタダではやりたくないですね。

なので、今後、公園をコンプリートしてみたいという方は、自分の代わりにチャレンジしてみてください。想像以上にめんどくさいことがわかりますから……。

おまけ。道路に隠れミッキーがいた。

さらにピエロもいた。バンクシー氏の作品かもしれない。

↓前編

↓中編

サウナはたのしい。